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2023年3月13日

  • 幼児
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最適な絵本の選び方とは? 子どもの年齢に合った選び方のポイント

絵本を読むのがよいということはわかっていても、どのような絵本を選んだらよいのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。絵本選びのコツは、子どもの発達段階に合ったものを見極めることです。選び方のポイントについてまとめていきます。

よい絵本とは「絵の雰囲気」や「言葉の響き」がよいもの

よい絵本とは「絵の雰囲気」や「言葉の響き」がよいもの

まずは、よい絵本とはどのようなものかを見ていきましょう。

大人も子どもも楽しめる絵本

絵本を読み聞かせる時間は、子どもとのコミュニケーションの時間でもあります。保護者が楽しい気持ちで読んでいれば、その気持ちは子どもにも伝わるものです。そうした意味で、大人も子どもも楽しめる絵本を選ぶのが基本といえるでしょう。

子どもの発達段階に合ったもの

絵のテイストや文章の量など、年齢によって子どもの好みは変化していきます。また、視力の発達や集中力の持続時間なども、年齢によって大きく異なります。
子どもの発達段階に合った絵本が、子どもにとってもよい影響をもたらす絵本となるはずです。

子どもの感性を育てる芸術性を持ったもの

豊かな感性が育っていく幼児期には、芸術性の高いものにふれさせたいものです。絵本を開いたときに、一目でその世界観が伝わってくるような絵本はおすすめといえるでしょう。

言葉の響きが心地よい

さまざまな言葉を獲得していく幼児期には、できるだけ響きの美しい言葉を聞かせたいものです。美しい日本語は、子どもたちの語彙力を豊かにしてくれます。
また、子どもはくり返しを多用したリズム感のある言葉遊びを好むといわれています。子どもと一緒に言葉のリズムを楽しめるのも、よい絵本の条件といえます。

子どもの発達段階に合った絵本の選び方

子どもの発達段階に合った絵本の選び方

実際にどのような絵本がよいのか、年齢別にそのポイントをまとめていきましょう。

0歳~1歳

視力の発達が未熟な乳児期は、形や色がはっきりした絵本がおすすめです。まる・さんかく・しかくといった単純な形や、赤・青・黄色など原色が多く使われているものを選ぶとよいでしょう。

「ころころ」「てんてん」などくり返しの言葉や、同じような音で構成されたリズミカルな言葉も子どもは大好きです。
また、子どもが自分でめくりやすいよう、厚手の紙を使ったものや布の絵本もおすすめです。

【0歳~1歳におすすめの絵本】

「しましまぐるぐる」
https://gakken-mall.jp/ec/plus/pro/disp/1/1020311100

「ちっちゃな おさかなちゃん」
https://gakken-mall.jp/ec/plus/pro/disp/1/1020557900

2歳

できることが増えてきて、身の回りのことに興味を持つようになります。日常生活に沿った内容の絵本を選んでみるとよいでしょう。
食べ物・睡眠・着替え・トイレに関わるものなどは、子どもが興味を持ちやすい内容です。

いろいろなことを自分でやってみたいという気持ちを応援するような絵本もおすすめです。主人公が失敗しても立ち直る姿などは、子どもの心を勇気づけてくれることでしょう。

【2歳におすすめの絵本】

「ぴよちゃんのおたんじょうび」他「ぴよちゃん」シリーズ
https://gakken-mall.jp/ec/plus/Facet?inputKeywordFacet=%E3%81%B4%E3%82%88%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93&kclsf=AND

3歳

言葉の数が増え、想像力も豊かになってくるこの時期には、簡単なストーリーのある内容も理解できるようになります。桃太郎やかぐや姫など、日本古来の昔話は3歳ごろから楽しむことができるといわれています。

また、特定の分野に興味を持ちはじめる時期でもあります。乗り物・動物・虫・植物・恐竜など、子どもの「知りたい」という気持ちをはぐくむ内容の絵本もよいでしょう。

【3歳におすすめの学習絵本】

学研の図鑑LIVE
https://zukan.gakken.jp/live/

4歳

少しずつ社会性が芽生え、絵本の内容を自分と重ねて考えられるようになります。友達とけんかしたときにどうしたらよいのか、がまんしなければならないのはどのようなときなのか、といったことが学べるような絵本もおすすめです。

想像の世界が広がり、冒険ものやファンタジーの世界、またお化けなどにも興味を持つようになる時期のため、ハラハラドキドキしながら物語を楽しむことができるようになります。

5歳~6歳

保育園や幼稚園で最年長となり、その自覚も芽生えてくる年頃です。家族・友達を大切にすることや生命と平和についてなど、深く考えさせられるようなテーマを選んでもよいでしょう。

長いストーリーや絵の少ない童話などを楽しめる子も出てきます。一度に読み切れない場合は翌日に持ち越すなどして、その後の展開を予想し合うのも楽しいものです。

逆さ言葉・同音異義語・韻を踏むといった言葉遊びにも興味が出てきます。いろいろな言葉に触れる中で、国語力を伸ばしていくこともできるはずです。

また、興味を持っている分野について、より深く知りたいという気持ちも強くなります。学習に役立つ「学習絵本」に限らず、好きなキャラクターが登場するものや、取り組んでいる習い事に関係する絵本などもよいでしょう。

年齢に合った絵本を選び、その効果を最大限に生かそう

どうしても選び方に迷ってしまうというときは、保護者が子どものころに好きだった絵本や、書店でおすすめされている絵本などからはじめてみるのも一つの方法です。

子どもは絵本を通して想像力をふくらませ、イメージの中の世界を楽しみます。登場人物と一緒に笑ったりドキドキしたりする中で、豊かな感性が育っていくことでしょう。
また、メッセージ性のある内容の絵本は、他者への共感や社会性をはぐくむことにも役立ちます。
物語に入り込むことで集中力が鍛えられたり、言葉の数が増えたりといった学習面での効果も期待できるでしょう。

1つ気をつけたいのは、子どもがひらがなを読めるようになってきたとき。50音表に沿ってひらがなが読めたり、「あり」という文字を見て「あり」と発音できたりしたとしても、子どもが意味を理解できているとはかぎりません。
保護者が子どもに絵本を読むとき、言葉に感情を込めたり読み方を工夫したりすることで、子どもは多くのことを学びます。もうひらがなが読めていたとしても、コミュニケーションの一環としてぜひ読み聞かせを続けてあげてください。

絵本には、子どもの成長に役立つさまざまな効果があります。子どもの発達段階に沿った絵本を選んで、子どもの生きる力をはぐくんでいきましょう。

学研教室では、年齢ごとに子どもの興味を引き出すさまざまなカリキュラムを取り入れています。子どもの成長をサポートする学研教室をぜひお選びください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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