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2023年3月24日

  • 小学生
  • 教育
  • 学習方法

不登校の間の勉強方法のあれこれ 学校へ行けなくても学べる方法について解説します

近年、徐々に増えてきている不登校児。これまで中学生が多い傾向でしたが、最近は小学生で不登校になる子も少なくありません。不登校になると心配なのは、やはり勉強が遅れるのではないか、という点です。不登校の間はどのようにして勉強すればよいのでしょうか。

不登校になると子どもはなかなか勉強に気持ちが向かなくなる

不登校になると子どもはなかなか勉強に気持ちが向かなくなる

不登校になると、多くの場合子どもは勉強をしなくなります。それにはいくつかの理由が考えられます。

心とからだが疲れている

不登校の理由はさまざまですが、学校へ行けなくなった当初、子どもは心もからだも疲れ切っています。エネルギー不足の中で「勉強しなさい」と言われても、動き出すのは難しいものです。

勉強する必要性が感じられなくなる

学校へ行っていれば宿題が出たり、勉強しないと先生や保護者の方に注意されたりします。しかし、不登校になると「しなければならない」という理由がなくなり、勉強をする必要性が感じられなくなります

勉強の仕方がよくわからない

低学年のうちは、勉強そのものに慣れていないことも多いものです。何をどのように勉強したらよいのかがわからず、取り組む気持ちになれないことがあります。

保護者がうまく教えられない

保護者が小学生の学習内容を理解していることと、それを小学生にもわかるように教えることは大きく異なります。子どもに勉強を教えるには技術が必要です。
なぜすぐに飽きてしまうのか、なかなか理解できないのはどうしてなのかなど、子どもに対してイライラしてしまうこともあるかもしれません。

そんな保護者の様子を見ていると、子どもも勉強に対してよいイメージが持てなくなり、なかなか学習が進まなくなってしまいます。

不登校の子どもたちをサポートするさまざまな学習スタイル

不登校の子どもたちをサポートするさまざまな学習スタイル

子どもに「勉強をしよう」というエネルギーが出てきたら、学習方法について考えてみましょう。不登校中にできる学習スタイルには以下のようなものがあります。

自分のペースで家庭学習

外出するのが難しい、家族以外の人と会うのは不安といった子どももいます。そのような場合は、無理せず自分のペースで家庭学習を行うとよいでしょう。市販の問題集を使ったり、インターネット上の学習支援サービスなどを利用したりして学習を進めます。

自分の意志で取り組む必要がある・勉強のペースをつかむのが難しいといった面もありますが、子どもの精神的な負担は軽く、コストも安く済むのがメリットといえます。

通信教育を利用

通信教育には、タブレット端末を使って教材を解く、映像授業を見る、紙に書いて提出するタイプなど、さまざまなものがあります。
提出期限のあるものを利用すると、日々の学習習慣を整えるうえでも役立ちます。

ただし、ひとりで勉強するのが難しい子や学習習慣がない子には少しハードルが高く、保護者のフォローが必要です。

家庭教師・オンライン家庭教師を利用する

家庭教師のよさは、自宅にいながら先生に教えてもらえるというところです。子どもの状態や理解度に合わせて勉強を進めていくことができます。また、家族以外の大人と話をする機会を持てるのは、子どもにとってもよい刺激になるでしょう。
近年では、不登校の子ども向けの家庭教師センターやオンライン家庭教師なども登場しています。

学習塾へ通う・オンライン学習塾を利用する

学校へ通うのは難しくても塾には行ける、または、学校の友達に会わない地域の学習塾なら行けるというケースもあるでしょう。不登校の子どもに向けて、昼間の時間帯に学習指導をしてくれる塾もあります。
集団授業なら、学校以外の友達ができてやる気がアップする可能性もありますし、少人数や個別指導ならじっくり勉強を見てもらえます。

また、オンラインの学習塾もありますので、子どもに合った塾を選べるとよいでしょう。

フリースクールや教育支援センターへ通う

フリースクールは、民間が運営する不登校の子どもの居場所となるところです。学校へ行けない子どもが安心して過ごせることを目的とした場所ですが、時間割を決めてしっかり学習指導してくれるフリースクールもあります。
在籍校の校長先生の判断によりますが、フリースクールへの出席を学校の出席日数としてくれることもあります。

また、フリースクールとよく似た役割を担う「教育支援センター」は、自治体が設置している不登校児のための教育機関です。自治体が運営しているため費用はかかりません。
学習指導を始め、レクリエーションや体験活動など、さまざまなプログラムが用意されています。
教育支援センターの出席は、学校の出席日数に加算されるというのもよいところです。

勉強よりも、まずは子どもの心身の健康を大切に

子どもが学校に行っていないと、保護者は勉強が遅れることに不安を感じてしまうかもしれません。
ただ、心身の調子が整っていなかったり、子ども自身が勉強する必要性を感じていなかったりする段階で無理に勉強させようとすると、かえって子どもに負担をかけてしまう可能性もあります。

まずは子どもが前向きに日々を過ごせるようサポートをすることから始めましょう。少しずつ、勉強する意味やその大切さについて子どもに理解してもらい、それからどの学習スタイルを選ぶか一緒に検討するという順序ですすめるとよいでしょう。そうすることで、子どももスムーズに学習へ取り組むことができるはずです。

勉強に限らず子どもはいろいろな面で日々成長し、将来に向かっていきます。ただ、保護者からすると、わが子が周囲の子たちと違うことに不安を覚えることもあるでしょう。
そのようなときにはひとりで抱え込まず、いろいろなところに相談してみてください。

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