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2023年4月1日

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何歳から始めるのがベスト? 計算が早くなるだけじゃない「そろばん」のさまざまな効果

そろばんは、計算が早くなる、算数への苦手意識がなくなるといった効果がよく知られており、人気の高い習い事です。実際のところ、何歳ごろから始めるのが理想的なのでしょうか。そろばんを始めるタイミングとその効果についてまとめました。

そろばんは小学校入学前から始められる

そろばんは小学校入学前から始められる

子どもの脳は、12歳ごろまでに急激な勢いで発達します。それを考えると、そろばんを始めるのは早ければ早いほどよいということになります。

一般的に3~4歳ぐらいになると、数の概念がわかりはじめます。そのため、個人差はありますが、早い子では3歳ごろからそろばんを始めることができます

ただ、実際には5~6歳で始めるケースが多いようです。いずれにしても、右脳の働きが活発な幼児期にそろばんを始めるのは、脳の発達にもよい影響があると考えられています。

また、算数の勉強は楽しい・得意だと答える日本の小学生は、世界の子どもと比較すると少ない傾向にあるという調査(※1)もありますが、小学校に入る前に数字に触れておくと、算数への先入観を持たずに学習することができるでしょう。
(※1)「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2019)のポイント」文部科学省
https://www.mext.go.jp/content/20201208-mxt_chousa02-100002206-1.pdf


もちろん、小学校に入学してからそろばんを始めても決して遅くはありません。算数学習と並行してそろばんに取り組むことで、よりスムーズに学習が進められるからです。

そろばんを習っていると計算が早くなるので、算数が得意科目になりやすい傾向もあります。人よりも得意な教科があるということが、子ども自身の自信につながることもあるはずです。

そろばんを習うメリット 集中力・記憶力・発想力などがアップ

そろばんを習うメリット 集中力・記憶力・発想力などがアップ

電卓が広く普及した世の中になっても、そろばんが習い事として高い人気を保っているのにはいくつかの理由があります。そろばんを習うことで得られる効果には、どのようなものがあるのでしょうか。

計算が早くなる

そろばんの最もわかりやすいメリットは計算が早くなることです。四則演算は、算数を学習していくうえで基本となります。素早く正確に計算できることは、今後の学びを進めるうえで大きな武器になるといえます。

集中力が高まる

そろばんは、数の読み上げを聞いたり表示された数字を一瞬で認識したりと、問題に神経を集中させながら取り組みます。また、一問解いたらすぐに次の問題になり、常に意識を集中させ続けて問題を解いていきます。この訓練を繰り返すことで集中力はどんどん高まっていくのです。

集中力が高いと算数はもちろん、他の教科の学習にも効果があります。また、学習以外の場面でも、集中してものごとに取り組めることは大いに役立つでしょう。

記憶力が鍛えられる

そろばんに取り組むことで、右脳が鍛えられるということがわかっています(※2)。「イメージ」で記憶する右脳は、「言語」で記憶する左脳に比べて数千倍もの情報量を覚えられるといわれています。
そのため、そろばんを続けることで、記憶力は確実に鍛えられていきます

(※2)右脳開発における珠算教育のあり方について
http://www.shuzan.jp/gakushu/report/hayashi.html

発想力やひらめき力が身につく

そろばんによって右脳が活性化されるとイメージ思考ができるようになり、発想力やひらめき力が高まります。これからはAI技術がより進歩して、今ある仕事がAIにとって代わられる可能性も高まるといわれています。発想力やひらめき力は、これからの時代を生きていく子どもにとって必ず役立つ力になるはずです。

判断力・情報処理能力が高まる

右脳が発達していくと、多くの情報を処理する能力が身について頭の回転が速くなります。とっさのときに適切な判断をくだすこともできるようになるでしょう。
また、判断力・情報処理能力が高いと、コミュニケーション能力も高まるといわれています。

論理的思考が身につく

頭の中で数字をイメージしながら計算をすることで、論理的な思考力が身についていきます。論理的思考力も、これからの時代を生きていく子どもたちにとって、欠かせない大切な力です。

向上心が高まる

そろばんは指先を使って玉をはじく動作を繰り返します。指先を使うと、脳の「前頭葉」が活性化されるといわれています。前頭葉は「やる気」に関わる脳の部位で、いろいろなことに興味を持って取り組めるのは、発達した前頭葉の力によるものです。
前頭葉が十分に発達しないと「やる気が出ない」「面倒くさい」など、活動することになかなか気持ちが向かなくなってしまいます。

そろばんを続けることで、なんでも挑戦してみようという向上心が高まることも期待できます。

無理強いは禁物 子どもが興味を持ったときに始めてもOK

ここまで見てきたように、そろばんは単に計算が早くなるだけではない、さまざまな効果があります。
できるだけ早い時期から始めるのがおすすめですが、子どもが嫌がるときは無理をさせないことも大切です。あまり無理強いすると、それが原因で算数が嫌いになってしまうこともあるからです。

また、年齢にこだわりすぎず、子どもがそろばんに興味を持ったときに始めてもよいでしょう。ある程度学年が上がってからの方が算数の知識と合わせてそろばんに取り組むことができ、理解が進みやすいこともあります。

そろばんとあわせて算数に親しむには、丁寧な指導で子どもの教科学習をサポートする学研教室をぜひお選びください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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