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2023年4月13日

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子どもの能力を伸ばす外遊び 道具を使うもの・使わないもの10選

近年、子どもの運動能力や体力の低下が指摘され、外遊びへの関心が高まっています。外遊びは体によいだけでなく、精神的なリフレッシュ効果もあるといわれています。子どもが楽しみながら、運動能力を伸ばしていける外遊びについてご紹介していきます。

外遊びが子どもの体と心に与えるプラスの効果とは

外遊びが子どもの体と心に与えるプラスの効果とは

実際に、外遊びには子どもの成長にどのような効果があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

体力や運動能力の向上

外遊びをするときは、走ったりジャンプをしたりとさまざまな動作をします。遊んでいるうちに、自然と基礎体力がついていくのが外遊びのよさです。
また、ルールに沿って複雑な動きをする中で脳が刺激され、運動能力が高まっていくという効果もあります。

心身への健康効果

体を動かすことで代謝がよくなり、心肺機能の発達が促進されます。また、たくさん動くとおなかがすいて食欲が増し、適度に疲れることで良質な睡眠がもたらされるでしょう。よく食べよく眠ることで生活リズムが整い、健康的な生活習慣が身についていきます。

また、運動をすると血流がよくなり、脳内にも血液が行き渡るようになります。頭がスッキリして思考もポジティブになり、ものごとに積極的に取り組めるようになるといわれています。

社会性が身につく

公園などで年齢の違う子どもたちと遊ぶときには、自分より小さい子におもちゃや順番を譲ってあげるようなこともあるでしょう。
また、集団生活の中では遊びのルールを守ったり、相手の状況を考えたりしながら遊ぶため、社会性が身についていきます。

相互のコミュニケーションが深まる

大勢で遊ぶときにはお互いに声をかけ合ったり、仲間を助ける行動をとったりと、コミュニケーションをとる場面が多くなります
また、保護者と一緒に遊ぶときにはスキンシップが増えて、よりコミュニケーションが深まるでしょう。

子どもの能力を伸ばす外遊び 道具を使わない遊び・使う遊び

子どもの能力を伸ばす外遊び 道具を使わない遊び・使う遊び

それでは子どもが喜ぶ外遊びをいくつかご紹介していきましょう。

道具を使わない外遊び

鬼ごっこ

外遊びの定番といえば鬼ごっこです。走ることで体力がつくのはもちろん、特別ルールのあるバージョンでは、追いかけたり逃げたりする中で、さまざまな思考を働かせながら遊ぶことができます

・氷鬼:鬼につかまると氷のように固まって動けなくなります。仲間がタッチしてくれると氷が溶けて、また逃げることができます。
・高鬼:高いところに逃げると鬼はタッチすることができません。ただし、高いところにいられるのは10秒だけ。10秒たったら高いところから降りて、また逃げなければなりません。
・手つなぎ鬼:鬼につかまった人は、鬼と手をつないで自分も鬼になります。次々と鬼の人数が増え、逃げる方が追い詰められていきます。
・影踏み:鬼に影を踏まれると、鬼と交代になります。影の長さを考えながら逃げるのが、スリル満点です。
・色鬼:鬼が遊具や花など、その場にあるものの中から一つの色を選びます。鬼が10まで数え、その間に鬼以外の人は指定された色を探します。鬼が指定した色にさわっている間はつかまりませんが、その色を見つけられなかったり別の色にさわっていたりした場合はタッチでつかまります。

だるまさんが転んだ

鬼以外の子は、スタート地点から「はじめの一歩」と言って大きく一歩踏み出し、鬼に近づきます。
鬼は、壁や木の方を向いて「だるまさんが転んだ」と言い、その間に他の子はできるだけ鬼に近づきます。鬼が振り向いたら動きを止めなければなりません。動いてしまったらアウトとなり、鬼と手をつなぎます。
鬼が「だるまさんが転んだ」と言っている間に鬼とつかまった子の手を切ると、鬼以外の子はスタート地点に向かって走って戻ることができます。
鬼が「ストップ」と声をかけると全員その場で止まり、鬼が決まった歩数だけ進んで誰かにタッチできたら交代となります。

鬼は「だるまさんが転んだ」の言い方を工夫したり、鬼以外の人はわざとおもしろい姿勢で止まったりと、楽しめる要素がたくさんある遊びです。

はないちもんめ

2チームに分かれて代表者がじゃんけんをし、勝った方のチームから「はないちもんめ」の歌を歌います。
チーム全員で手をつなぎ、一方のチームが歌いながら前に進み、もう一方は後ろに下がります。歌い終わったら仲間同士で相談して、相手チームの中からそれぞれ一人指名します。
指名された子同士でじゃんけんをして、負けた子は勝った方のチームの仲間になります。どちらかのチームに人がいなくなったら終了となります。

誰を選ぶか相談したり、選ばれる子が偏らないよう工夫したりする中で、協調性がはぐくまれていく遊びです。

木の実や石を集める

ルールのある遊びだけではなく、自然を感じながら木の実や石を集めるのもおすすめです。「宝探し」に見立てて変わった形の木の実や葉っぱを集めるのも楽しいものです。また、きれいな形や色の石などは、子どもの心をワクワクさせてくれるでしょう。

虫探し

バッタやてんとう虫、とんぼなど、公園にはさまざまな虫が生息しています。整然と働くアリの行列を見たり、動いている虫をつかまえたりすることは、子どもの好奇心をさまざまに刺激してくれるはずです。
子どもが興味を持つようなら、家で一緒に図鑑などを見て虫の種類や生態を調べるのも楽しいものです。
学研のアプリ「ナニコレンズ」(※)で写真を撮ると、何の虫か調べることができます。

※パシャッとわかるAI図鑑 ナニコレンズ
https://zukan.gakken.jp/live/app-nanicolens/

道具を使った外遊び

シャボン玉

シャボン玉遊びは、子どもが大好きな外遊びの一つです。キラキラ、フワフワと浮く様子、光の加減によっていろいろな色が見えるところ、ふくらませ方や洗剤の調合によって大きなシャボン玉を作れるところなど、子どもを楽しませる要素がたくさんある遊びです。

縄跳び

一人でも前飛び、後ろ飛び、二重飛びなど、いろいろな飛び方で遊ぶことができます。うまく飛べるようになるまで試行錯誤を重ねることは、子どもの集中力アップにもつながるでしょう。
また、人数が多ければ、大縄跳びを使って何人まで飛び続けられるか、または何人まで入れるかなどバラエティに富んだ遊び方をすることができます。

ボール遊び

ボールは投げたり蹴ったり転がしたりして、幼いうちから遊ぶことのできる遊び道具です。人数が多ければ、サッカーやキックベース、ドッジボールなど、ルールに沿ったボール遊びを楽しむこともできるでしょう。
転がったボールを走って追いかけたり、思わぬ跳ね方に対応したりと、子どもの運動神経を育てるのにも大いに役立ちます

バドミントン

バドミントンなどのラケットを使った遊びも楽しいものです。子どもが扱いやすい大きさのラケットも売っているので、体に合わせたサイズを選ぶとよいでしょう。
ラリーを続けるためには、体力とともに注意深さも必要です。頭と体をフルに使った外遊びといえます。

砂遊び

砂遊びというと小さな子どものイメージがあるかもしれませんが、大きくなってくると、砂でダイナミックな作品を作ることもできます。
自分の中で完成形をイメージしながら遊ぶ中で、発想力や創造力がはぐくまれていくでしょう。

外遊びをする際には、周囲に危険がないことを十分確認する

子どもの成長に役立つ外遊びですが、外にはどうしても危険があるものです。何かのはずみでけがをしたり、ボールを追って道路に飛び出したりするリスクも考えられます。
また、日焼けや熱中症、虫刺されなどにも注意が必要です。
遊ぶ場所や体調管理には十分気をつけながら、外遊びを楽しむとよいでしょう。

外で体を動かすことで、子どもの脳はさまざまに刺激されます。脳機能の発達をサポートするため、お子さまの知育を伸ばす学研教室をあわせてご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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