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2023年4月17日

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赤ちゃんを寝かしつけるコツ なかなか眠れない理由と月齢別の対処法

赤ちゃんの間は細切れの睡眠で保護者も睡眠不足に陥りがちです。赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、睡眠不足が続いてイライラしてしまうこともあるかもしれません。そんな困り事を解消するため、赤ちゃんの眠りの特徴と上手な寝かしつけ方についてまとめます。

赤ちゃんの睡眠の特徴は「浅い眠り」が続くこと

赤ちゃんの睡眠の特徴は「浅い眠り」が続くこと

大人の睡眠は、寝ている時間のうち、レム睡眠と呼ばれる浅い眠りの割合は15~20%といわれています。一方赤ちゃんの睡眠は比較的浅く、特に新生児は50%がレム睡眠で、睡眠全体の半分が浅い眠りで占められています
そのため、赤ちゃんはちょっとした刺激で目を覚ましやすいのです。布団に背中が触れると泣き出してしまう「背中スイッチ」が入らないよう、クッションやタオルなどを背中に当てて寝かしつけ、そのままおろすとよいでしょう。

個人差はありますが、生後1ヵ月ごろまでは3~4時間眠っては目を覚ますというサイクルを繰り返し、1日合計15~20時間程度の睡眠をとります。
生後2~3ヵ月になると夜間に5時間ほどまとめて眠る子どもも増え、4~8ヵ月で夜間に8~10時間程度まとめて眠れるようになります。

赤ちゃんがなかなか寝つけない理由は空腹感や不快感など

赤ちゃんがなかなか寝つけない理由は空腹感や不快感など

赤ちゃんの睡眠の特徴を踏まえたうえで、なぜ赤ちゃんが寝つけないのか、その理由を見ていきましょう。

おなかがすいている

おなかがすいているせいでなかなか寝つけないことがあります。特に新生児のうちは、一度にたくさんの母乳やミルクを飲むことができないため、すぐにおなかがすいてしまいます

おむつが汚れている

おむつが汚れていて気持ちが悪いということも考えられます。赤ちゃんは母乳やミルクを飲むとすぐに排泄することが多く、おむつの汚れはこまめにチェックする必要があるでしょう。

部屋の温度が高い、または低い

赤ちゃんは大人よりも感覚が敏感なため、暑すぎる、寒すぎるという理由でうまく寝つけないことがあります。

部屋が明るい

光が目に入って寝つけないケースもあります。ライトは消し、カーテンを閉めるなどして明かりを調整する必要があるかもしれません。

げっぷがうまく出ない・便秘をしている

母乳やミルクを飲んだあとに、うまくげっぷができなくて不快な状態が続いていることもあります。
また、離乳食を始めたころに多いのが「便秘」です。おなかの不快感が気になって寝つくことができないのです。

月齢ごとの寝かしつけのコツ 不快感を取り除き環境を整える

月齢ごとの寝かしつけのコツ 不快感を取り除き環境を整える

寝かしつけには成長過程の睡眠サイクルなども関わります。月齢ごとの寝かしつけのコツについてまとめていきましょう。

0~1ヵ月

新生児のころは、無意識に体をビクッと動かす「モロー反射」と呼ばれる反応が起こり、赤ちゃん自身がびっくりしてしまうことがあります。これを避けるため、おくるみで体を軽く巻き、やさしく抱っこしながら寝かつしけてみましょう。その際、おくるみをきつく締めすぎないよう注意します。

また、おなかがすいていることも多いため、眠る前には十分に母乳やミルクを与えてあげることも大切です。

2~5ヵ月

個人差はありますが、赤ちゃんは生後2~3ヵ月ごろから昼と夜の違いがわかるようになるといわれています。少しずつ昼寝の時間が決まってきて生活リズムが整っていく時期です。

1日の終わりが近づいてきたら、お風呂に入り授乳をして、絵本を読んだら部屋を暗くする、といったルーティーンを作るのがおすすめです。絵本のほかにも、ゆったりしたクラシック音楽やオルゴールなどのやさしい音色を聞かせるのもおすすめです。

また、寝るときにはリビングなどで寝てしまわないよう、必ず布団やベッドに連れていきましょう。毎日決まった習慣を繰り返すことで生活リズムが身につき、スムーズな入眠へとつながります。

6~11ヵ月

ハイハイをしたりつかまり立ちを始めたりと体の動きが活発になり、日中も長い時間遊ぶことができるようになってきます。
日中は散歩をしたり、できるだけたくさん体を動かしたりするような遊びを取り入れるとよいでしょう。

便秘のときにはおなかを軽くマッサージしてあげてください。手足をさすってあげるなどのスキンシップもリラックス効果があり、寝つきに役立ちます。

1歳

1歳を過ぎると、1日2~3回程度だった昼寝が、1回で済むようになってきます。
午前中は体を動かして遊び、午後は決まった時間に昼寝をするという生活習慣が身につくと、眠りにつきやすくなるでしょう。

昼寝は午後3時ごろまでに切り上げると、夜の睡眠の質を向上させることができます。また、あまり長時間寝すぎないことも大切です。子どもの体調にもよりますが、夜にきちんと眠れるように昼寝は2時間以内に収められるとよいでしょう。

寝かしつけのときに気をつけておきたいこと

寝かしつけ動画の利用に注意

最近では、YouTubeなどで「寝かしつけ動画」も配信されていますが、パソコン・タブレット・スマートフォンなどの光は刺激が強く、赤ちゃんの脳が興奮して眠れなくなることもあるため注意が必要です。

寝かしつけ動画を見せたいときは、できるだけ脳の興奮を避けるため、ブルーライトカットのフィルムを利用する、端末の照明を一番暗くするなど気をつけましょう。

何度も布団をかけ直さない

寝入る際に、布団をかけられることを嫌がる赤ちゃんもいます。保護者がしつこく布団をかけ直し、赤ちゃんはそれを嫌がってまた蹴飛ばしてしまう……ということを繰り返して、なかなか寝つけないこともあります。

赤ちゃんがいる部屋の適温は、春・秋は20~22℃、夏は25~27℃、冬は18~20℃程度といわれています。
部屋が適温に保たれていれば、「風邪をひくのでは?」と心配しすぎることはありません。しばらく様子を見てぐっすり眠ったところで布団をかけてあげるとよいでしょう。

ナイトライト(常夜灯)は消す

寝るときにはナイトライトをつけるという方も多いかもしれません。ただ、赤ちゃんを寝かしつけるときにはいったん明かりを消した方がよいでしょう。
大人は明かりがついていても「寝よう」という意識があるため自然と目を閉じますが、赤ちゃんは視界に明かりが入ってくると光の方を見てしまいます。
ナイトライトは、赤ちゃんが眠りについたことを確認してからつけるようにしましょう。

寝つけない理由を想像しながらまずはいろいろ試してみる

子どもがうまく寝つけないと、保護者もイライラしてしまうことがあるかもしれません。子どもによって寝つけない理由はさまざまなので、まずはいろいろなことを試してみることをおすすめします。
また、誰か一人に負担がかからないよう、家族で協力しながら赤ちゃんの眠りを見守っていけるとよいでしょう。

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