2023年4月25日
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映像授業の学習効果を高める工夫とは? メリットとデメリットについて解説します
大手学習塾などでは以前から取り入れられている映像授業ですが、最近は家庭学習の一つとして、利用者が増えてきています。実際のところ映像学習にはどの程度の効果があるのでしょうか。そのメリットとデメリットについて考えていきましょう。
作りこまれた授業を視聴する「映像授業」というスタイル
映像授業とは、パソコン・タブレット・スマートフォンなどで受けられる授業のことをいいます。一般的には、先生と対面せずに、録画された授業を視聴するスタイルを指すことが多いようです。
インターネットが今ほど普及していなかったころは、大手の学習塾や予備校で有名講師が行う映像授業を視聴するスタイルが主流でした。実際に塾へ足を運んで、そこで映像授業を視聴するのです。
近年は、デジタル技術の進歩や感染症対策の影響もあり、教室以外の場所で受けられる映像授業が増えてきました。パソコン・タブレット・スマートフォンなどの端末機器があれば、どこにいても映像授業が受けられるようになってきています。
子どもの向き・不向きはありますが、映像授業でも学習効果はあるといわれています。映像授業を上手に利用していくために、そのメリットとデメリットを押さえておきましょう。
知っておきたい映像授業のメリットとデメリット
映像授業のメリット
いつでもどこでも授業が受けられる
映像授業は端末機器さえあれば、いつでもどこでも授業を受けることができます。学校から帰ってきてすぐに学習に取り組んでもよいですし、疲れているなら少し休憩してから取り組んでもよいでしょう。自分のペースに合わせて視聴できるのは大きなメリットです。
途中で動画再生を止めたり何度も見返したりすることができる
理解できなかったときは途中で動画再生を止めたり、もう一度見返したりすることができます。何度も復習できるので、知識の定着に役立ちます。
人気の先生の授業が受けられる
対面ではなかなか授業を受けられないような、人気のある先生や有名な先生の授業を受けることができます。教えるのが上手な先生の授業を気軽に視聴できるのは、映像授業のよいところです。
他人の目が気にならない
子どもによっては、周囲に人がいると気が散って勉強に集中できないということもあります。また、他の生徒や先生の目がプレッシャーになるという子には、一人で取り組める映像授業は向いているといえるでしょう。
費用が安く抑えられる
映像授業は、対面型の授業に比べると、リーズナブルな傾向にあります。学習塾に通うことを考えると、各段に費用を抑えることができるでしょう。
映像授業のデメリット
緊張感に欠ける
周囲に先生や一緒に勉強している仲間がいると、自然と「勉強しなければ」という雰囲気になりますが、自分一人で取り組む映像授業では、そういった緊張感が得られにくいものです。
見ている途中で眠くなってしまったり、視聴に飽きてしまったりして、集中力を保てない可能性もあるでしょう。
リアルタイムに質問できない
映像授業を見ていて質問したいことや確認したいことがあっても、その場で先生に声をかけることはできません。
対面や双方向のライブ型授業の場合は、直接先生に話しかけて疑問を解決できますが、映像授業ではリアルタイムで疑問を解決することができません。
理解できているかどうかがわかりにくい
映像授業は視覚的にわかりやすく作られていますが、子どもが内容のすべてを理解できているかどうかがわかりにくい面があります。
先生が子どもの理解度を直接確認できないのは、映像授業のデメリットといえます。
自分から積極的に取り組む必要がある
自分のペースで学習に取り組めるのはよいのですが、その分自分から積極的に学習に取り組む必要があります。学ぼうという気持ちがないと、流れてくる映像をただ見ているだけで学習が身につかないこともあります。
映像授業の効果を高める上手な取り組み方とは
映像授業のメリットとデメリットを踏まえると、以下のようなことに気をつける必要があるといえそうです。
子どもに「やってみたい」という気持ちがあるかどうかを確認する
その映像授業に子ども自身が興味を持っているかどうかはとても重要です。映像授業は、自分でモチベーションを保ちながら取り組む必要があるものだからです。
保護者が「勉強してほしいから」という理由で映像授業を受けさせても、子ども自身のやる気がないと効果はなかなか上がりません。
授業のあとに問題を解いてみる
映像授業は、先生の説明を聞くという「受け身」の学習方法です。説明を聞いただけでは理解が深まらないこともあるため、映像授業のあとに問題集などで実際に問題を解いて、理解度を確認することも大切です。
予習や復習で学習効果を高める
映像授業を見る前に、学習するところを予習しておくのもおすすめです。また、授業は一度見るだけではなく、複数回視聴することで学習効果がより高まります。
映像授業は作りこまれている分、比較的授業のクオリティが高く、うまく活用すれば高い学習効果を得ることができます。
ただ、子どもによっては向き・不向きがあるのも事実です。
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