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2023年5月9日

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困ってしまう「きょうだいげんか」 けんかの理由と上手な対処の仕方とは

きょうだいげんかが絶えなくて悩んでしまうという保護者も多いのではないでしょうか。なかなかけんかが収まらないと、保護者もイライラして家庭の雰囲気が悪くなることもあるでしょう。きょうだいげんかの主な理由とその対処方法についてまとめます。

距離感が近いために引き起こされるきょうだいげんか

距離感が近いために引き起こされるきょうだいげんか

基本的に、きょうだいがいればきょうだいげんかは起こるものです。特に年齢が近ければ近いほど、きょうだいげんかは起こりやすいといえるでしょう。ただ、毎日けんかばかりでは、周囲の大人もうんざりしてしまいます。

きょうだい同士がけんかをするのは、心理的な距離感が近いせいと考えられます。子どもも外ではある程度緊張感を持って行動しますが、家ではリラックスしている分、相手への遠慮がなくなってしまいます。
つい手が出てしまったりきつい言葉を言ってしまったりして、ヒートアップしていくことも珍しくありません。

「けんかするほど仲がいい」とは言っても、できればきょうだい仲良く平和に、思いやりを持って過ごしてほしいものです。実際のところ、どのようなことがきっかけで子どもたちはきょうだいげんかをしてしまうのでしょうか。

きょうだいげんかが起こるきっかけや理由とは

きょうだいげんかが起こるきっかけや理由とは

一つのものを取り合う

同じおもちゃやゲームで遊びたいときや、お菓子などの食べ物、テレビやスマートフォンで何の動画を見るかなど、一つのものを取り合ってけんかをすることはよくあります。
また、保護者と遊びたい、独占したいといったことで、争いが起こることもあるでしょう。

ちょっかいを出す

かまってほしくてちょっかいを出すものの、相手がそれを嫌がってけんかに発展することもあります。
また、ちょっとからかったつもりが、当人には言われたくないことだったり、気にしていることだったりしてけんかになることもあるでしょう。

相手の性格や態度を責める

年長から小学生くらいになると、相手の性格や人間性、態度などが気に入らないといったことできつい言葉を言ってしまい、けんかをするようになります。
友達には遠慮して言わないような言葉で相手を責めてしまうのは、距離感が近いためといえるでしょう。

きょうだいげんかへはどのような対応をしたらよいのか

きょうだいげんかへはどのような対応をしたらよいのか

きょうだいげんかが収まらないときには、どのように対応したらよいのでしょうか。
年齢による対応の仕方と、保護者としての接し方について解説します。

年齢ごとの対処の仕方

2~3歳

下の子が赤ちゃんの間はけんかとはいえないので、けんかになるのは下の子が1~2歳ぐらい、または同い年の双子や三つ子といったイメージになります。

2~3歳ごろはまだまだ脳が未発達なため、自分の衝動を抑えることが難しい年齢です。
ちょっとしたことで機嫌が悪くなり、手が出てしまうことがあるかもしれません。言葉で理解するのは少し難しい年齢なので、まずは抱っこするなどして物理的にきょうだいを離すのが効果的です。
少し落ち着いたら、子どもの気持ちをゆっくり聞いてあげましょう。

4~6歳

言葉でのやり取りができるようになり、相手の気持ちを考えたり手加減をしたりできるようになる年齢です。保護者はあまり介入せず、きょうだい同士で解決するのを待つとよいでしょう。
あまりに長引いたり、エスカレートしてけがをしそうになったりした場合にのみ、止めに入るようにします。

小学生

基本的には子ども同士で解決するのを見守りますが、体が大きくなるとけがのリスクが高まったり、物音が大きくて近所迷惑になったりすることもあるでしょう。
そのようなときは、一定のルールを作っておくのがおすすめです。

たとえば、「物は投げない」「道具を使って叩いたりしない」「絶対に相手にけがをさせない」といったルールを作り、ルールを破りそうになったときにけんかを止めに入るのです。

また、その場で双方から話を聞くと、「違う」「そうじゃない」ともめ続ける可能性があるので、一人ずつ別の部屋に連れていって話を聞くようにしましょう。
子どもは保護者にわかってもらえると、気持ちが落ち着いてくるものです。最後まで十分に話を聞き理解を示したうえで、最終的に「次からどうすればけんかにならないのか」ということを一緒に考えましょう。

保護者としての接し方

すぐに止めに入らない

けんかは、お互いが納得できずに気持ちをぶつけ合い、やがて関係を修復するということを学ぶ機会にもなります。けんかを通して、子どもたち自身の力で落としどころを見つけることができるようになるのです。
きょうだいげんかが始まってもすぐに止めに入らず、しばらく様子を見ていることも大切です。

「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」は言わない

下の子よりも上の子の方が体力的に勝っているため、保護者としてはつい「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだからがまんしなさい」「小さい子をいじめちゃダメ」といった言い方をしがちです。
ただ、上の子にもけんかに応じた理由があるはずです。こういった言い方をすると「下の子ばかりかわいがられている」「自分は嫌われているんだ」と、傷ついてしまう可能性があります。

手を出した場合は注意をする必要がありますが、上の子の話もしっかり聞いてあげるよう心がけるとよいでしょう。

ジャッジをせずに子どもの気持ちを受け止める

保護者は「どちらかが悪い」と決めつけず、双方の気持ちを受け止めることが大切です。子どもは子どもなりに自分が正しいと思ってけんかをしています。その気持ちを否定されると、子どもには保護者に受け入れてもらえなかったという気持ちが残ってしまいます。

保護者は善悪をジャッジするのではなく、子どもの荒れた気持ちを落ち着かせることを心がけながら話をするようにしましょう。

子どもにとって、きょうだいはある意味ライバルでもあります。同じ家庭で育っていく中でのもめごとは避けられない面があるといえるでしょう。
ただ、一時けんかをしてもまた仲良く過ごせることが多いのも、きょうだいのよいところです。「きょうだいげんかをするのは当たり前」というスタンスでかまえ、仲裁に入るときには双方を比べることなく、気持ちを受け止めるよう心がけるとよいでしょう。

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