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2023年5月19日

  • 小学生
  • 子育て
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小学生の勉強時間はどのくらい? その目安と学習の習慣づけのためにできること

小学校に入ったら、宿題など家で勉強する場面が増えると思います。ただ、実際どのくらいの勉強時間がちょうどよいのかがわからないという人も多いのではないでしょうか。小学生の勉強時間の目安と、家庭学習を習慣化させていくコツについて考えていきましょう。

小学校低学年・中学年・高学年それぞれの勉強時間の目安

小学校低学年・中学年・高学年それぞれの勉強時間の目安

小学生の勉強時間は、「学年×10分」あるいは「学年×15分」などが、ひとつの目安といわれています。ただし、大切なのは勉強時間よりもその内容です。長い時間勉強していても、学習内容が身についていないと自分のためにはなりません。

とはいえ、学年ごとのおおまかな勉強時間は知っておきたいものです。その目安をご紹介しましょう。

1~2年生は10~20分程度

少し短いと感じるかもしれませんが、低学年のうちは毎日勉強することを習慣化する時期です。内容がまだそれほど難しくない低学年の間に、学習習慣をつけるのが一つのコツといえます。

たとえば、家に帰ったらおやつを食べてから宿題をすませる、という日々の流れが作れると理想的です。まずは、楽しい気持ちで学習に取り組めることを大切にしましょう。

3~4年生は30分~1時間程度

3年生になると教科の数が増えるため、宿題を含めると最低30分程度は勉強の時間が必要になると考えられます。
低学年の時期に比べて集中力もアップするため、1時間程度勉強を続けられる子もいます。

5~6年生は1時間~1時間30分程度

5~6年生になると学習内容の難易度が上がり宿題も多くなるため、1時間~1時間30分程度の勉強時間が必要になります。
集中力が途切れやすい子は、休憩を入れながら15分ずつ4回に分けて勉強するなどの工夫をしてもよいでしょう。

家庭学習を習慣づけるためにできること

家庭学習を習慣づけるためにできること

勉強に集中しやすい環境を整える

特に低学年のうちは集中できる時間が短いため、気が散らないよう環境を整えることが大切です。勉強に必要ないものは机の上に置かないように心がけ、できるだけ静かな環境で勉強できるようにしましょう。
リビングの方が集中しやすい子と、子ども部屋で一人の方が集中しやすい子がいます。いろいろ試してみて、子どもなりに勉強がはかどる場所を見つけるとよいでしょう。

毎日同じ時間に勉強する

習慣づけという意味で、毎日決まった時間に勉強するのはおすすめです。一日の流れの中に勉強時間を組み込むと、自然とその時間になったら勉強しようという気持ちになるものです。

タイマーを有効活用する

タイマーを使うと集中力がアップします
たとえば、タイマーを10分間で設定してアラームが鳴ったら休憩を入れ、再度スタート……という形で繰り返すと、ゲーム感覚で集中しながら勉強を続けやすいとされています。

子どもに合った教材を選ぶ

子どもの学習レベルに合った教材を選ぶことも大切です。基礎の定着が必要なら基礎的な内容を、基礎がしっかり身についているなら発展的な内容の教材を選びましょう。

保護者の声かけも大切

勉強を始めるときには「勉強しなさい」と強制するよりも、「今日はどんなところから始めるの?」といった声かけをしてみてはいかがでしょうか
また、勉強を終えたら「どこまでやった?」「どんなことがわかった?」など、学習の振り返りを促すのもよいでしょう。

保護者の声かけで、子どもの意識は大きく変わります。つきっきりになる必要はありませんが、保護者のほんの一声が、子どものやる気を引き出すことを意識しておくとよいでしょう。

生活スタイルに合わせて勉強に適した時間帯を選ぶ

生活スタイルに合わせて勉強に適した時間帯を選ぶ

保護者からすると、学校から帰ってきてすぐに勉強をしてほしいと思うものですが、友達との約束があったり習い事があったりして、すぐに勉強できないこともあるでしょう。
勉強する時間帯は、子どもの生活スタイルに合わせて無理なく設定しましょう。宿題を終わらせてから友達と遊ぶなど、約束事を決めておくのもよいですね。

夕食前までに勉強する

学校から帰ってきてすぐに勉強してくれると保護者も安心ですが、習い事などの用事がある場合は少し余裕をもって「夕食前までに終わらせる」と、しておくのも一つの方法です。

夜、寝るまでの間に勉強する

記憶は寝ている間に定着するといわれています。その意味で、夜寝るまでの間に勉強するのもおすすめです。
ただし、疲れて眠くなってしまうと集中できないので、その場合は早く寝て翌朝勉強するようにしましょう。

朝、登校前に勉強する

睡眠をとって脳がすっきりした状態になっている朝は、もっとも勉強に適した時間帯といわれています。登校までの時間が限られているため、集中して取り組めるのもよいところです。

「勉強時間」にこだわりすぎないことも大切

小学生のうちは勉強時間の長さを気にかけるより、学習内容がきちんと理解できているかに注意を向けるとよいでしょう。長時間だらだらと机に向うよりも、短時間に集中して勉強した方が効果的といえます。

あまり長い時間勉強させようとして、子どもが勉強嫌いになってしまっては元も子もありません。
特に低学年のうちは、子どもが勉強を楽しいと思えるような工夫が必要といえるでしょう。

一方で、ある程度の勉強時間を確保するのは、自分から勉強する姿勢を身につけるきっかけにもなります。これから中学・高校と進んでいく中で、自ら学ぶ姿勢はとても重要な意味を持つものです。

もし、ご自宅でうまく勉強の習慣が身につかないようなときは、学研教室をご活用ください。経験豊富な先生が、お子さまに合った適切な指導で、学ぶことの楽しさをサポートいたします。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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