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2023年6月5日

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「英検®」を受ける小学生が増えている? 英検®受験のメリットと勉強の仕方について

中学受験やその後の高校・大学受験を見据えて、小学生の頃から英検を受ける子どもたちが増えています。ただ、何年生から受ければよいのか、スタートは何級からがいいのかなど、わからないことも多いものです。小学生の英検受験について説明していきます。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

受験や就職活動にも役立つ「英検」

受験や就職活動にも役立つ「英検」

英検とは

英検(実用英語技能検定)は、公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語の技能検定です。
英検3級で高校入試、準2級で大学入試の優遇措置が受けられることも多く、準1級~1級になると就職活動の際にも大変有利に働きます。

小学生で目指す英検のレベルと各級の難易度

英検には5級から1級まで7つの級があります。小学生では5級・4級を取る子どもが多いようです。
級が上がるごとに難易度が増し試験時間も長くなるため、小学生では3級まで取れていれば十分ではないかといわれています。もちろん、子ども自身にもっと挑戦したい気持ちがあれば、より高い級を受けることも可能です。

3級までのそれぞれの試験内容は以下の通りです。

5級:中学初級レベル。合格に必要な単語は600語とされています。
内容は基礎的なもので、正しい解答を選ぶ選択式の筆記試験、リスニングテストのほかに、2016年からはスピーキングテストも導入されました。

4級:中学中級レベル。合格に必要な単語は1,400語とされています。
ある程度の英文法の知識が必要です。5級と同様、選択式の筆記試験、リスニングテスト、スピーキングテストがあります。

3級:中学卒業レベル。合格に必要な単語は2,100語とされています。
選択式の筆記試験、リスニングテストのほかに、3級からは自分で英文を書いて答えるライティングテストとスピーキングによる面接試験が加わります。

英検を受けられるのはいつごろからか

英検受験を目指す子どもは、小学3~4年生ごろから5級に挑戦するというケースが多いようです。
幼児のころから英語の塾に通うなどで、英単語やリスニングの基礎がある場合は、まず過去問題に取り組んで問題形式に慣れていくとよいでしょう。

特に英語の学習経験がない場合は、基礎的なドリルなどからはじめて、少しずつ英語の知識を増やしていくことが大切です。

小学生のうちに英検を受けるメリット

小学生のうちに英検を受けるメリット

小学生のうちから英検を受けるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。英検受験のメリットを考えてみましょう。

英語の試験への苦手意識がなくなる

小学生のうちから英検の勉強をしていると、英語への苦手意識がなくなります。小学5年から本格的に英語を学んでいくときに、「英語が得意」という気持ちがあると、無理なく英語学習に取り組んでいくことができるでしょう。

高校受験や大学受験で必要とされる英語は、学年が上がるごとに難しくなっていきます。苦手意識がなければ、難度が上がっていっても「自分はできる」という気持ちで、積極的に英語学習に取り組むことができるでしょう。

「級」が取れることによる達成感がある

がんばって英検の「級」が取れると、努力が形として残るため大きな達成感が得られます。また、合格して保護者に褒めてもらえることは、子どもにとって何よりもうれしいものです。
合格に向けて努力をするという体験は、その後の子どもの人生にもプラスの影響をもたらしてくれるでしょう。
5級が取れたら次は4級……と、目標を明確に設定できるのもよいところです。

中学受験で有利になることも

私立中学校の中には、英検を取得していることで試験を免除する「英検利用型入試」や、合否判定の際に優遇措置を取るところもあります。

小学校で英語が必修化された影響もあり、中学入試で英検が利用される可能性は今後も高まっていくと考えられます。

英単語と文法の知識をつけ、過去問やオンライン動画などを活用して勉強する

英単語と文法の知識をつけ、過去問やオンライン動画などを活用して勉強する

それでは、英検を受けるための勉強方法について解説していきましょう。

英単語を覚えていく

まずは、必要な英単語を覚えていくのが基本です。5級と4級はライティングテストがないので、英単語を読んでその意味がわかればOKです。

書店で販売されている英検用の単語集や参考書、英和辞典などを使って、勉強するとよいでしょう。一通り覚えたら、ドリルなどでくり返し復習し、英単語を定着させていきます。

受験する級の出題範囲に出てくる文法を学ぶ

受験する級に出てくる文法について、参考書などを用いて学習します。

5級では現在形を中心に、主語と述語の関係、三単現や複数のs、日常会話で使われる簡単な慣用句などが出題されます。

4級では、現在進行形・過去形・未来形などの時制、助動詞などが出てきます。また、日本語の例文を読んで英単語を並び替えるといった問題もあります。
それぞれの問題に沿った文法をしっかり身につけましょう。

英検学習に特化したアプリや動画などでリスニングの練習

知らない単語を聞き取ることは難しいため、リスニングのためにも単語学習を確実にしておくことは大切です。

リスニングでは正確な発音を聞き取る必要があるので、ネイティブスピーカーが例文を読み上げる機能があるスマホアプリや英検用のオンライン動画、CDが付属した参考書などを使って、英語を聞き取れるようにしていきましょう

過去問題を解いていく

単語・文法・リスニングの学習が進んできたら、過去問題に挑戦します。英検の公式サイトには、級別の過去問題が掲載されています。

英検®️公式サイト「過去問・試験内容」
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/

過去問題を解くことで出題形式に慣れることができます。また、過去問題に加えて書店にある予想問題のドリルなどを活用してもよいでしょう。

3級からはスピーキングの練習が必須

5級と4級で課されるスピーキングテストは合否には関わらないため、英語の発音に慣れる感覚で準備をするとよいでしょう。

一方で、3級のスピーキングテストは約5分間の面接形式です。
提示されたイラストや普段の生活などについて英語で質問され、それに対して英語で回答します。
ご家庭での練習が難しい場合は、塾や英会話教室などで練習を重ね、十分対策しておく必要があるでしょう。

無理強いは禁物 小学生の間は「英語に親しむこと」を大切に

英語学習の目的は、英語を使ってスムーズにコミュニケーションをとれるようになることです。英検の受験は、その入り口として英語に親しむ役割を果たしてくれるものといえるでしょう。

ただ、子どもが英語に興味を持っていない段階で無理に受験をさせると、英語が嫌いになってしまうこともあるため注意が必要です。
まずは、受験をする意味を十分に理解してもらったうえで、本人にやる気があるようなら受験を検討するようにしましょう。

また、検定試験である以上、合格することもあれば不合格になることもあります。不合格が続いて、子どものやる気がなくなってしまうようでは逆効果です。
受験をする際には、合格の可能性が高い5級からはじめ、難しい様子なら中学生になるのを待ってから4級や3級を受験するのでもよいでしょう。

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