お役立ち情報

学研教室の豊富なノウハウを
コラムでお届けします。

記事詳細

2023年6月15日

  • 小学生
  • 子育て
  • 学習方法
  • 教育

困った子どもの「宿題嫌い」 やる気にさせる方法とは?

学校から家に帰ってきて、すぐ宿題に取り組む子となかなか取り組まない子がいます。子どもが宿題に取り組まないと、保護者としては「勉強が遅れるのではないか」「先生に注意されるのではないか」と心配になってしまいます。この記事では、子どもが宿題を嫌いになる理由と、保護者ができるサポートについてまとめます。

どうして宿題嫌いな子になってしまうのか?

どうして宿題嫌いな子になってしまうのか?

子どもが宿題をやりたがらない背景には、何らかの理由があるはずです。宿題を嫌がる子どもの気持ちを考えてみましょう。

「やらされている」感じがする

多くの子どもは学校から帰ってきたら、宿題に取り組むよりもゆっくり休んだり、友達と遊んだりしたいと思うものです。自分から積極的に取り組もうという気持ちがないと、どうしても先生や保護者から「やらされている」と感じてしまいます
気の進まないことをやらされるのは、気持ちのよいものではないでしょう。

宿題をする意味がわからない

宿題には予習や復習をして、知識を定着させるという意味があります。しかし、この意味を理解していない子どももいます。「なぜ宿題をしなければならないのか」まで考えが至らないため、「面倒くさい」と感じ、宿題が嫌いになってしまうのです。

宿題の量が多い

宿題の量の多さにうんざりしてしまうこともあるでしょう。特に勉強に苦手意識があると、漢字ドリルや計算ドリルで何度も同じ文字を書いたり、くり返し計算をしたりするのは苦痛に感じることでしょう。

勉強がわからない

学校の勉強がよくわからず、宿題を出されても自分で解くことができないということもあります。そのような場合は、どこがわからないのかをよく確認する必要があります。

一人で取り組むのが嫌

自分一人で宿題に取り組むことに不安を覚える子もいます。わからなかったときどうしたらよいのか、解答に至るまでの考え方が合っているのかといったことが心配になり、宿題がおっくうになっているのかもしれません。

「宿題をやろう」という気持ちを引き出すためにできること

「宿題をやろう」という気持ちを引き出すためにできること

子どもが宿題を嫌がる理由が見えてきたところで、やる気を引き出すにはどのようにしたらよいのかをご紹介していきましょう。

宿題の時間を日々のルーティンに組み込む

家に帰ってきて手洗い・うがいをしたらすぐ机に向かう、おやつを食べたら宿題をすませる、晩御飯までには宿題を終わらせるなど、宿題の時間を生活リズムの中に組み込んでみてはいかがでしょうか
何時になったら何をする、何時までに何を終わらせる、といったことをルーティン化して、その中に宿題も含めてしまうのです。ルーティンが定着すると、他の行動とあわせて自然と机に向かうことができるようになります。

宿題をやる意味を一緒に考える

なぜ宿題をやるのかがわからず、取り組む気になれないという子には、その意味を理解してもらうことが大切です。予習をしておくと翌日の授業がわかりやすくなること、一度読んだだけでは忘れてしまう内容も復習しておくと覚えていられることなど、宿題の意味について話し合ってみましょう。

休憩を入れながら宿題に取り組む

子どもが集中していられる時間は大人よりもずっと短いため、長時間机に向かっていることは難しいものです。特に宿題への苦手意識を持っていると、集中できる時間はより短いといえます。
宿題に取り組むときは、最初は短時間から始め、休憩を入れながら少しずつ進めていくとよいでしょう。

まずは宿題の準備から始める

どうしても宿題に気持ちが向かわないときは、まず宿題ができるよう机周りを整理することから始めてみましょう。勉強に必要ないものは片付け、鉛筆や消しゴムなど宿題に必要なものを準備します。この段階で一度休憩を入れてもかまいません。
準備が整っていく中で、少しずつ気持ちが勉強に向かっていくはずです。
また、宿題に取り組むときには簡単にできる問題からスタートし、スモールステップで進めていくことが大切です。

保護者のそばで取り組ませる

一人だとどうしてもやる気にならないという場合は、子どもが宿題をしている間、できるだけそばにいてあげるようにしましょう。必ずしも勉強を見てあげる必要はなく、ときどき声をかけるだけでも子どものモチベーションはアップします。
わからないところがあったらすぐに質問できるという安心感、問題が解けたらほめてもらえるという期待感から、宿題をがんばろうという気持ちが芽生えてくるはずです。

こんな態度はNG! 保護者がやってはいけない行動

こんな態度はNG! 保護者がやってはいけない行動

子どもが宿題をやらないと、イライラしてしまうこともあるかもしれません。ただ、逆効果になるような言動は控えた方がよいでしょう。

命令口調で指示する

なかなか宿題をしなくても、子どもは心の中で「宿題をやらなければいけない」と思っていることもあります。そんなとき、頭ごなしに「早く宿題をしなさい」と命令されると、子どもはやる気を失ってしまいます。命令口調は避けた方がよいでしょう。

イライラした態度を見せる

子どもが宿題に取り組まない様子を見ているとイライラするかもしれませんが、それを態度に出すのもNGです。保護者のイライラした気持ちが子どもに伝わると、反発心が起きてかえってやりたくなくなってしまうということもあります。
なぜ宿題に取り組む気持ちになれないのか、その理由を想像して対応する姿勢が必要です。

怒鳴ったり口やかましく怒ったりする

宿題をやらない子どもに対して大きな声で怒鳴ったり、ガミガミ言ったりするのはやめましょう。怖いという気持ちから一時的に机に向かっても、宿題に集中することは難しいからです。また、宿題と恐怖が結びついて、ますます宿題が嫌いになってしまう可能性もあります。

無視をする

イライラした気持ちを無視という形で表すのは避けましょう。大好きな保護者に無視をされると子どもは傷つき、宿題だけではなく、何事にも取り組む元気がなくなってしまいます。
子どもの気持ちを考えながら、適切な対応をとることを心がけましょう。

ご褒美で釣る

「宿題をやったら何か買ってあげる」などと、ご褒美で釣るのもよくありません。宿題をすることではなく、ご褒美をもらうことが目的になってしまうからです。ご褒美をくれないなら宿題をやらない、という習慣がつく可能性もあるため、こういった方法は避けた方がよいでしょう。

子どもの気持ちに寄り添い、自主的に宿題に取り組めるようサポートする

子どもにまだしっかりと学習習慣がついていない場合は、しばらく寄り添い、「宿題は必ずやるもの」という習慣づけをするとよいでしょう。

また、机の整理を手伝ったりテレビの音を消したりなど、宿題しやすい環境を整えることも大切です。なぜ、宿題に取り組めないのかを考え、自主的に取り組めるよう少しずつサポートしてあげましょう。

学研教室では、お子さまのやる気を引き出して前向きに学習に取り組めるよう学習サポートを行っています。学校の勉強につまずいているなどで宿題に気持ちが向かないときは、学研教室をご検討ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

お電話でのお問い合わせ
月〜金 9:00〜17:00(祝・休日をのぞく)
お近くの学研教室事務局につながります

0120-114-154

キャンペーン情報

春の無料体験学習 受付中!

春の幼児無料体験学習 受付中!