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2023年6月17日

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小学生の計算力アップのためにできること 計算力が高いと得られるメリットもご紹介

算数の基礎といえば計算ですが、苦手意識を持つ子どもも多くいます。ただ、計算力は算数だけではなく、日常生活の中でもさまざまなことに役立ちます。計算力の大切さと、無理なく着実に身につけていく方法についてご紹介していきましょう。

算数学習の基礎となり、日常生活でも役立つ「計算力」

算数学習の基礎となり、日常生活でも役立つ「計算力」

計算力とは

「計算力」は、数を理解して計算をする能力のことをいいます。算数学習をするうえでは、基本となる力といえるでしょう。

計算力は算数の土台をつくるだけではなく、物事を理解して考える力を高める効果もあります。
計算をしていると、脳のさまざまな部分が活性化され、記憶力、判断力、空間認識力、注意力なども身についていくといわれています。

日常生活でも必要となる計算力

計算力は、日常生活の中でも必要な力です。たとえば、ゲームの点数を比較するとき、買い物をしたときのおつりの計算、約束の時間に間に合わせるには何時に出発すればよいか、きょうだいでお菓子を同じ数に分けるときなど、さまざまな場面で計算力が必要になるでしょう。

小学生の間に身につけたい計算力

小学生の間に身につけておくとよいのは、次のような計算力です。

・足し算 : 一桁同士の足し算や、10や100と一桁を足すなどは暗算でできる。筆算ができる。
・引き算 : 一桁同士、10から一桁の数を引くのは暗算でできる。筆算ができる。
・かけ算 : 九九の暗記。筆算で大きな数の計算ができる。
・わり算 : 筆算で大きな数のわり算ができる。あまりの概念がわかる。
・四則のまざった計算ができる。
・少数・分数 : 少数や分数の概念が理解できる。
・計算の順番、かっこの使い方などを理解して答えられる。

計算力を鍛えることのメリット

計算力を鍛えることのメリット

計算力が高いことで得られるメリットについてまとめます。

算数学習がスムーズに進む

計算力は算数学習には必須の力です。徐々に学習内容が難しくなっていっても、基礎的な計算力が身についていると、スムーズに対応していくことができるはずです。

算数以外の教科でも必要になる

学年が上がると、理科や社会などでも計算を使う機会が増えてきます。理科なら温度や距離などの計算、社会ならグラフの読み取りなどの際に計算が必要になるでしょう。

残りの数や割合などがすぐにわかる

計算力が高まると、暗算する力も身についていきます。日常生活を送るうえで、残りの数や割合などが暗算ですぐにわかるのは、物事を素早く理解することにもつながっていきます

集中力や短期記憶力が身につく

計算問題に取り組むには、集中力が必要です。また、15を10と5に分けておく、繰り上がりを覚えておくなど、短期記憶を必要とすることもあります。
計算力を鍛えると、集中力や短期記憶力が自然と身についていきます

論理的思考力が鍛えられる

計算は順を追って解いていく作業が必要です。その中で、物事を順序立てて考える力が鍛えられ、論理的思考力が身についていきます
論理的思考力は、何かを判断するときや物事を効率的に進める際に必要となり、将来仕事をしていくうえでも役立つ力です。

将来の選択肢が広がる

計算が得意になると理数系科目が得意になる傾向があるため、AI(人工知能)やプログラミングなどの技術革新に対応しやすくなります
今後、ますます必要とされるIT人材として、職業選択の幅が広がる可能性があります。

計算力を鍛えるためにできること

計算力を鍛えるためにできること

さまざまなメリットのある計算力を鍛えるためには、どのような方法があるのでしょうか。

「足して10になる数」を覚える

1と9、2と8、3と7……など、足して10になる数字の組み合わせを覚えると、計算はぐっと楽になります。
かけ算を習うようになったら、4と25、2と50など、かけて100になる数字の組み合わせも覚えるとよいでしょう。

日常生活の中で計算に親しむ

計算や算数に苦手意識を持っている子にとって、ドリルでひたすら計算をするのはハードルが高いかもしれません。そのハードルを下げるため、まずは日常の中で計算に親しむことを意識してみるとよいでしょう。

たとえば、誕生日まであと何日あるか数える、500円でなるべくたくさんのお菓子を買うにはどうしたらいいか考える、車のナンバープレートを見て足し算や引き算をしてみる、割引商品の値札を見て何割引きなのか考えてみる、といったことを試してみてはいかがでしょうか。

くり返し計算をする

計算に慣れてきたら、くり返し計算問題を解く練習に入りましょう。くり返すことで計算方法が定着し、計算力がアップしていきます。
単純な計算問題を何度も解くことで、「1と9で10を作る」「4×25で100を作る」といった数のまとまりも、自然と覚えていくことができます。

少し下のレベルの問題をスピーディーに解く

今、学校で習っているところの反復練習も大切ですが、すでに解くことのできる少し難易度の低い問題を解くのも計算力アップに効果があります。
ポイントは、少しだけ難易度の低い問題を、時間を決めてスピーディーに解いていくこと。「問題がわかる」「早く解ける」というのは、解いていて楽しさを感じるものです。ストップウォッチを使って時間を計り、ゲーム感覚で計算に取り組んでみるのもおすすめです。

子どもががんばってたくさん問題を解いたときや正答が多かったときには、たくさんほめてあげましょう。モチベーションが高まり、もっとがんばろうという気持ちになるはずです。
子どもの集中力を見ながら、その時々に合った難易度の問題に取り組ませ、計算力を高めていくとよいでしょう。

学研教室の算数学習では、ただ計算をするだけではなく、問題の意味や仕組みを理解しながら計算力をアップさせていけるような学習指導を行っています。算数の基礎学習をお考えの際は、学研教室をぜひご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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