2023年6月21日
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今どきの小学生の「通信教育」 そのメリットとデメリットとは!?
「学校の勉強だけでは少し物足りない」と心配している保護者も多いかもしれません。そんなとき、助けになるのが「通信教育」です。通信教育のさまざまな学習形態や、そのメリットとデメリットについて解説していきましょう。
さまざまな学習スタイルが選べる、今どきの「通信教育」
通信教育とは、自宅に届いた教材を使い、自ら学ぶ学習方法のことをいいます。最近ではさまざまなサービスが登場し、子どもに合った学習形態を選ぶことができるようになりました。
・テキスト教材型 : 送られてきたテキスト教材を使って、学習に取り組みます。一定の学習が済んだら確認テストに取り組み、それを郵送し採点してもらいます。従来からある学習スタイルで、保護者の中にも経験したことがある方もいるのではないでしょうか。
・タブレット学習型 : 専用のタブレットを使って学習します。子どもが楽しみながら学べるよう、さまざまな工夫がされています。
・オンデマンド授業型 : 自宅にあるパソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末機器を用いて、あらかじめ用意された授業動画を視聴しながら学習します。
・ライブ授業型 : パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末機器を使い、先生の授業をリアルタイムで視聴しながら学習を進めます。
・オンライン上の少人数や個別の指導 : オンライン上でZoomやGoogle Meet、専用アプリなどを使い、先生と双方向にやり取りしながら学習する方法です。
小学生が通信教育を受けるメリットとデメリット
通信教育のメリット
自己学習の習慣が身につく
通信教育は教材や、必要な場合は端末と通信環境が整っていれば取り組めるため、自宅や帰省先などでも場所を問わずに学習できます。また、空き時間などを利用して自分のペースで学習できるのもよいところです。小学生のうちから自ら勉強する習慣がついていると、中学・高校と進んでいくうえでも大変役立ちます。
時間の節約になる
塾に通うには、行き帰りの通塾の時間がかかります。出かけるために支度をする時間や、塾に行くために歩いたり電車に乗ったりする時間が節約できるのは大きなメリットといえます。
また、安全のために塾の送り迎えをしている保護者にとって、送迎の時間がかからなくなるのは大いに助かることでしょう。
リラックスした環境で勉強できる
塾の場合、決められた環境の中で学習しなければなりませんが、通信教育はそういった制約がありません。集団の中では緊張してしまう子にとっては、リラックスした環境で学習できるのは安心感があり、落ち着いて取り組めるよさがあります。
効率よく学習できる
「自分で勉強するなら参考書や問題集を買ってくればよいのでは」と思う方もいるかもしれません。ただ、多くの参考書の中からわが子に適したものを選ぶのは、思っているよりも大変です。
通信教育は、学習内容のポイントがしっかりまとめられており、効率的に学習することができます。
デジタルの端末機器を使う場合は採点機能などもついていて、子どもだけで学習を進めていくことが可能です。
費用が比較的安く抑えられる
塾に通ったり家庭教師に来てもらったりするよりは、費用が比較的安く抑えられるのも通信教育のよいところです。
安価なものでは月額1,000円程度から、高くても10,000円程度で学習することができます。
子どもが成長するにつれて教育費の負担は大きくなっていきます。今後のことを考えて、小学生のうちは通信教育で学ぶのも一つの選択肢といえるでしょう。
通信教育のデメリット
子どもによって向き不向きがある
周囲に勉強している子がいないと自分もやる気になれないという子どもにとって、通信教育で学習を続けるのは少し難しいかもしれません。
そのような場合は、ゲーム感覚で楽しめる教材を選んだり、保護者が勉強する様子を見てあげたりするとよいでしょう。
自分から取り組む必要がある
一緒に学ぶ仲間やライバルがいることで学習へのモチベーションが高まる、あるいは、周囲の子の学習進度より遅れるのではないかという危機感から、勉強の必要性を感じるということもあります。
マイペースに取り組めるのは通信教育のよいところですが、勉強を始める際に「さあ、始めよう」という自分の意志が必要です。自ら学習へのモチベーションを上げることができないと、継続するのは難しい面があります。
わからないときにすぐに質問できない
わからないところが出てきたとき、その場で先生に質問できないのもデメリットといえます。内容がわからなくなったり、わからないところを質問できないまま次へ進んでしまうと勉強そのものが面倒になり、続けるのが難しくなってしまいます。
また、テキストを読んだり動画を見たりしてわかったつもりになっていても、実は正しく理解できていないということもあるでしょう。
通信教材での自学自習に頼り切るのではなく、ある程度保護者がサポートする姿勢を持つことも大切です。
集中して勉強できる環境が必要
自宅で学習するには、集中できる環境が必要です。テレビがついていたり年下のきょうだいが騒いでいたりすると、なかなか勉強に集中することができません。子どもが学習に取り組めるよう、家族で協力して環境作りをする必要もあります。
通信教育の選び方
冒頭でご紹介したように、通信教育にはさまざまな学習スタイルがあります。どの学習スタイルが子どもに合っているか、よく確認したうえで教材を選ぶことが大切です。
たとえば、テキスト教材型の学習は、勉強へのモチベーションが高く自発的に勉強できる子に向いています。一方、タブレット学習型なら遊び感覚を取り入れながら学びたいという子に向いているでしょう。
また、教材の中には、日々の学習をサポートする基礎的なものから、中学受験を目指すレベルまであり、難易度はさまざまです。子どものやる気を引き出すためにも、レベルに合った教材を選ぶことが大切です。
通信教育を始める前には体験教材で内容を確認し、子どもの意見を踏まえて、どの学習スタイルにしたらよいか選ぶようにするとよいでしょう。
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