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2023年6月25日

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小学生の家庭学習 具体的な学習方法と保護者ができるサポートについて

小学生の間に、しっかり家庭学習の習慣をつけさせたいと考える保護者は多いでしょう。ただ、子どもが自ら家庭学習に取り組めるようになるには、ある程度の手助けが必要です。家庭学習の具体的な進め方と保護者ができるサポートについてまとめていきます。

小学生のうちから身につけておきたい家庭学習の習慣

小学生のうちから身につけておきたい家庭学習の習慣

家庭学習には、学校で習ってきたことを復習して知識を定着させたり、予習をすることで授業内容を理解しやすくしたりするという意味があります。
小学校低学年のうちは学校の授業だけで十分理解できる子も多いのですが、学年が上がって内容が難しくなっていくと、家庭での学習は大きな意味を持つようになります。

その頃に急に家庭学習をしようとしても、学習習慣がついていないと取り組むのが面倒になったり、やる気が起きなかったりする可能性もあります。
その意味でも、できるだけ早い時期から家庭学習の習慣をつけておくことはとても大切です。

家庭学習の習慣がついているとさまざまなメリットがある

家庭学習の習慣がついているとさまざまなメリットがある

着実に学力がついていく

小学生のうちは漢字や計算方法など覚えることが多く、家に帰ってからくり返し学習することは、知識が定着するうえで大きなメリットといえます。授業で1回聞いただけでは覚えられないことも、時間を空けて同じ内容を学習することで知識の定着が図れます。
また、苦手なところや授業では少しわかりにくかったところも、家でじっくり丁寧に取り組むとしっかり理解することができるようになります。

自分から学習する習慣がつく

家庭で学習するときは、学校のようにチャイムが鳴らないため、自分から机に向かう必要があります。はじめのうちは保護者の声かけが必要かもしれませんが、それを続けていくことで、やがて自分のタイミングで勉強をスタートさせることができるようになります

「時間管理」「目標設定」などの力がつく

家庭学習をするときは、いろいろな予定がある中で、何時までに勉強を終わらせるといった時間管理が必要になります。また、「今日はここまで終わらせる」という目標設定も必要になるでしょう。

家庭学習は、時間を管理したり目標を掲げたりする練習にもなり、こういった力がついていくのもよいところといえます。

家庭学習のポイントと教科ごとの学習方法

家庭学習のポイントと教科ごとの学習方法

では、実際どのように家庭学習を進めていけばよいか、具体的な進め方についてご紹介していきましょう。

家庭学習のポイント

基本は宿題、余裕があれば予習も行う

まずは宿題に取り組むことで、家庭学習の習慣づけをしていきましょう。復習については、宿題や家にあるドリルなどでその日の振り返りができればOKです。予習については、翌日に習う部分について、教科書に軽く目を通しておくとよいでしょう。

学習する「時間」と「目標」を決める

「○時から30分間は必ず机に向かう」など、学習する時間をあらかじめ決めてしまうことがおすすめです。また、習い事がある日は習い事の前や後、友達と遊ぶ約束をしたときは遊びに行く前など、生活の中に家庭学習の時間を組み込むのもよい方法です。

さらに、何をどこまで勉強するかを決めておくことも大切です。「ドリルを何問やる」「習ったところのノートを整理する」など、具体的な目標を作って取り組むとよいでしょう。

子ども自身でルールを決める

時間や目標を決めるときは、子どもとよく相談して最終的に子ども自身で決めるようにします。保護者が一方的に決めたルールより、自分で決めたルールの方が、守ろうという気持ちが高まるはずです。

教科ごとの家庭学習の方法

国語

漢字を覚えていくうえで、書き取りに取り組むのはとても重要です。また、教科書の音読や辞書を使った言葉の意味調べなども家庭で取り組める学習です。
読解力を高めるため、本を読むのもよいでしょう。読み終わったら要約をしたり、感想をまとめたりするのもおすすめです。

算数

計算問題をくり返し解いて、計算のルールをしっかり覚えるようにしましょう。何度も計算問題を解いていると、数字の組み合わせを見ただけで合計数がわかるようになったり、九九の定着に役立ったりします。

社会

まずは教科書を読んで、重要な語句を覚えることが大切です。
また、小学生新聞の購読は、社会の動きを知るうえでとても役立ちます。自分で地図を作ったり新聞を読んだりするのもおすすめです。また、電車や車に乗ったときは地名に注目してみるなど、日常生活の中で知識を増やしていくのもおすすめです。

理科

理科の知識を蓄えるためにも教科書をよく読んで、しっかり学んでいくことが大切です。社会と同様、日ごろから草花や虫の名前に注目するのもよいでしょう。加えて、ワークや問題集にも取り組んでみましょう。
子どもが興味を持ったら、市販の実験キットを購入して実験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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英語

小学校低学年・中学年のうちは英語に親しむため、習った単語で保護者と会話をするなど、英会話を中心に楽しみながら復習するとよいでしょう。
高学年になったら中学英語への準備として、英単語や基本的な文法などをテキストや問題集で確認しておきましょう。

低学年・中学年・高学年それぞれの時期にできる保護者のサポート

低学年・中学年・高学年それぞれの時期にできる保護者のサポート

子どもが家庭学習をするうえで、保護者がサポートできることについてまとめます。

低学年のサポート

低学年の時期は、「家でも勉強はするもの」という習慣を身につけることが大切です。短い時間でもよいので、毎日机に向かうことを意識しましょう

また、「なぜ?」「どうして?」と、いろいろ質問してくることも多い時期です。学習への興味を持つきっかけにもなるため、できるだけ面倒がらずに答えることも大切です。

中学年のサポート

学校生活にも慣れ、友達との約束を優先して家庭学習がおろそかになるケースもあります。
学習のタイミングや取り組む時間など、習慣が崩れそうになったときには随時保護者から声かけをする必要があります。

抽象的な概念が必要になる学習も増えるため、十分に学習内容を理解しているか、ときどき確認することも大切です。

高学年のサポート

自分でできることが増え、中学校入学を控えて勉強に対する意識も高まってきます。あまり口うるさく言うと、かえってやる気を失うこともあるため、基本的には見守る姿勢が大切です。

ただ、やる気が出ないときには相談に乗ったり、学習内容についてときどき話し合ったりすることも大切です。
また、成果が出たときやたくさん勉強できたときには、ぜひほめてあげてください。

子どもがなかなか勉強しないとついつい「早く勉強しなさい」と言ってしまいがちですが、勉強が嫌いになったり苦手意識を持ったりすると、家庭学習はなかなか身についていきません。
子どもの好きな教科から始める、興味や関心を持ちそうな教材を選ぶといった工夫で、家庭学習の定着を目指していくとよいでしょう。


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