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2023年7月10日

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習字・書道を習い始めるのに適した年齢はいくつ? 教室の選び方についても解説します

パソコンやスマートフォンなどの電子機器が発達した現代でも、日本人は字をきれいに書くことを大切にしています。子どもにきれいな字を書いてほしいと思う保護者も多いことでしょう。習字・書道を習うメリットと始めるのに適した年齢について考えていきます。

「習字」と「書道」には違いがある

「習字」と「書道」には違いがある

習字を始めるというと、多くの人は筆を使った書道教室をイメージするのではないでしょうか。ただ、必ずしも筆を使わず、鉛筆やペンを使って字を習う習字教室もあります。
「習字」と「書道」の違いを簡単にまとめておきましょう。

習字教室

筆に限らずペンや鉛筆なども使い、文字通り「字を習う」のが習字です。
文字のとめ、はね、はらいを正確に書けるようになることや、書き順通りにバランスよく書くことを目的としています。

書道教室

書道は毛筆を用いた「書」で、自らを表現する芸術です。文字にそのときの気持ちや自分らしさを込めて書くというもので、単に文字の書き方を学ぶ習字とは異なります。

もちろん書道教室でも、書き順や字のバランスといった、字を書くうえで基本的なことは指導します。また、習い始めは鉛筆やペンを使い、書き方に慣れてきたら毛筆に移行するという書道教室もあるようです。基本的なことをマスターしたうえで、芸術性を高めていくのが書道といえるでしょう。

習字や書道を始めるのは何歳ごろからがよいのか

習字や書道を始めるのは何歳ごろからがよいのか

生徒の受け入れ自体は3歳ごろからという教室が多いようです。一人で座って先生の指示をきちんと聞ける子どもなら、3歳ごろから習うことも可能です。

3~5歳

3歳ごろになるとひらがなを読んだり、鉛筆や筆を持って書いたりすることができるようになります。字を書くうえでは、文字の読み書きが基本になるため、3歳から受け入れる教室が多いのだと考えられます。

年齢が低いと服を汚したり、誤って墨汁を口にしてしまったりする可能性もあるため、鉛筆やペンを使うことから始める書道教室も多いようです。
また、小学校入学前は、墨汁を使わずに水で書く「水書」というスタイルで練習するところもあります。水書で毛筆に慣れ、ある程度慣れてきたら実際に墨汁を使って書く練習をしていくのです。
文字を覚え始めの小学校入学前に習字を始めると、正しい字の形や書き順を覚えられるというメリットがあります。

6~8歳

6~8歳は習字・書道を始める子どもが最も多い時期です。小学校で毛筆を使った書写を習い始めるのは小学3年生です。それまでに習字・書道を始めるとよいのでは、と考える保護者が多いのかもしれません。

小学校に入学すると毎日の授業で字を書くようになります。正しく読みやすい字を書くうえで、習字・書道を始めるタイミングとしてはちょうどよい時期といえます。

9歳以上

9歳以上になると学校で毛筆の授業が始まります。文字を書くことにも慣れ、道具の使い方もわかっているため、習い事として抵抗なく入っていけるタイミングです。
この年齢から始める子どもは、友達が上手に書いているのを見て自分もやってみたいと思い始めるケースも多く、モチベーションが高い傾向にあります。
低学年の時期に比べて集中できる時間も長くなり、上達が早いといわれています。

習字・書道を習うことで得られるメリットとは

習字・書道を習うことで得られるメリットとは

美しい字が書けるようになる

きれいな字が書けるようになるのは、習字・書道の大きなメリットです。字がきれいだと、それだけで知的で落ち着いた印象を与えられます。パソコンやスマートフォンが普及した今だからこそ、美しい手書きの文字に引き付けられる人も多いのではないでしょうか。

正しい姿勢が身につく

きれいな字を書くためには、背筋を伸ばした正しい姿勢で書く必要があります。習字・書道教室では、字を書くための正しい姿勢をしっかり指導してくれます。背筋を伸ばすこと、適切な距離で原稿用紙や半紙に向かうこと、正しく鉛筆や筆を持つことなどは、普段の生活でも役立ちます。

集中力が高まる

書き順や文字のバランス、とめ、はね、はらいなどに注意しながら字を書くには、集中力が必要です。
上手に文字を書こうとしていくと、子どもの集中力はどんどん高まっていきます
習字・書道を通して身についた集中力は、学校での活動や家での学習など、さまざまな場面で発揮されるでしょう。

自分に自信がつく

書道には昇級・昇段試験があり、級が上がるごとに達成感が得られ、自信がついていきます。次の級を目指してがんばろうというモチベーションにもなるでしょう。
がんばることで評価が得られるという経験は、自信を持って物事に取り組む姿勢につながります。

習字・書道教室を選ぶ際のポイント

習字・書道教室を選ぶ際のポイント

習字・書道教室を選ぶ際に気をつけておきたいポイントについてまとめます。

教室の稽古スタイル

習字・書道教室には、いろいろなスタイルがあります。
正座をして座卓に向かうところや椅子に座って机に向かうところ、また、先生の家などアットホームな雰囲気で行うところや、複数の先生が大勢の生徒を指導するところなどさまざまです。
さらに、最初から毛筆を使うところと、鉛筆やペンなどのいわゆる「硬筆」から始めるところもあるでしょう。
入会する前に、体験教室で授業の流れや環境など気になるところを確認し、子どもに合ったスタイルを選ぶようにしましょう

展覧会の出品についての対応

展覧会を開いて、日ごろの成果を発表する教室も多いものです。ただ、習い始めたばかりのときや、なんとなく自信が持てないときなど、子どもが展覧会への出品を嫌がることもあります。
そのようなときに、柔軟に対応してくれるかどうかも確認しておいた方がよいでしょう。嫌がる子どもに無理強いすると習い事そのものがストレスになることもあるため、注意が必要です。

先生と子どもの相性

礼儀作法などに厳しい先生もいれば、子どもを優しくほめることでやる気を引き出すタイプの先生もいます。
少し強めに言ってもらうとやる気がアップする子、きつい言い方をされると傷ついてしまう子など、子どもの性格によって先生との相性は異なります。
どういったタイプの先生がよいか、子どもの様子や性格などから判断することも大切です。

多くの子どもは小学校の低学年から習字・書道教室に通い始めるようです。ただ、美しい字を書くことは何歳から始めてもよいものです。子どもの「やってみたい」という気持ちを大切に、習い始める時期を検討するとよいでしょう。

学研教室では、経験豊富な先生が子ども一人一人に合った指導を行い、子どもの集中力や自己肯定感を高めていきます。習い事の一つとして、学研教室をぜひご検討ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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