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2023年8月12日

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時計の読み方を教えるのはいつから? 子どもが時計を読めるようになる教え方

子どもに「小学校入学前までには時計の読み方を覚えてほしい」と考える保護者は多いことでしょう。ただ、時計を読むのは子どもにとって少し難しいものです。時計の読み方はいつから教えたらよいのか、また、覚えやすい教え方などについてまとめていきます。

時計の読み方がわかると生活リズムが整う

時計の読み方がわかると生活リズムが整う

時計が読めるようになると、いくつかのメリットがあります。

生活リズムが整う

大人はごく自然に「○時になったら何をしよう」と考えながら生活しています。しかし、時計が読めない子どもは、時間で何かをするという感覚が十分身についていないものです。時計が読めるようになると「3時になったらおやつ」「7時になったらお風呂」といった意識が持てるようになり、生活のリズムを整えていくことができます

算数の予習になる

時計の読み方は、小学校の算数の時間に学習します。もちろんそのタイミングで学習するのもよいのですが、事前に時計の読み方を知っているとより理解が進みやすいといえます。小学校入学前に時計の読み方を知っていると算数の授業の予習にもなり、苦手意識を持つことなく算数の学習に取り組めるでしょう。

時間感覚がつく

時計を読めるようになると、文字盤を見て「予定の時刻まであとどのくらい時間があるのか」を感じられるようになります。ゆっくりしていても間に合うのか、少し急いだ方がよいのか、といったことを感覚的に理解しやすくなるのです。

見通しを立てて行動できる

時間の感覚が身についていないと、見通しを立てて行動することが難しいです。たとえば、「○時になったら出かけるから遊びは○時までに終わらせよう」といったことが、なかなかうまく理解できません。
時間感覚が身につくと、物事に区切りをつけたり計画的に進めたりすることができるようになります

時計の読み方を教えるのは、いつごろからがよい?

時計の読み方を教えるのは、いつごろからがよい?

では、子どもに時計の読み方を教えるのはいつごろからがよいのでしょうか。

数字が読めるようになったら

時計を読むためにはまず、数字が読めることが大切です。
また、数字そのものは読めるものの、数が増えていくという概念がわかっていないこともあります。数の概念は、日常生活の中で少しずつ習得できます。
数字が読めるようになり、数の概念がわかるようになってきたら、時計の読み方を教え始めるとよいでしょう。

小学1~2年生の算数で習う

時計の読み方は、算数の授業で教えてもらえるので、必ずしも小学校入学前に覚える必要はありません。ただ、小学校では時間通りの行動を求められることが増えるため、入学前に時計の読み方がわかると、学校生活が送りやすいということはあるでしょう。

順を追って時計の読み方を教えていく

順を追って時計の読み方を教えていく

では、時計の読み方の具体的な教え方をご紹介していきます。

短針を読む練習をする

まず、時計には1~12までの数字があり、短い針が時間を表し、長い針が分を表すことを教えましょう。
そして、最初は短針を読む練習から始めます。たとえば、「短い針が3を指したときが3時だよ」と教えるのです。
短針が3と4の間にあるときは少しわかりにくいので、短針と数字がピタリと合ったときに「今は3時だよ」「今は4時だよ」と、声かけをするとよいでしょう。

長針の12が「ちょうど」6が「30分(半)」と教える

短い針の時間がわかるようになってきたら、次に長針の「ちょうど」と「30分」を教えます
長針が12を指しているときが「ちょうど」の時間です。たとえば、長針が12で短針が3なら「ちょうど3時」です。それがわかってきたら、長針が6のときは「30分(半)」になる、ということを教えます。

「3時からおやつを食べ始めて、3時30分になったら買い物に行こうか」というように声をかけ、時間の感覚を身につけさせていきます。

5分単位で教える

「ちょうど」と「30分(半)」がわかるようになったら、今度は5分単位で教えていきます
数字の1が5分、2が10分、3が15分……というように、数字が1つ進むと5分進むことを伝えます。
大人は5の倍数というイメージで簡単に理解できますが、掛け算のできない子どもにとって、5分単位の理解は少し難しいところです。
「時計の長い針が1に来るまでに5分で片付けよう」などと、日常の中で時計を意識するようにしていくとよいでしょう。

5分がわかるようになったら、1分単位で教えます。ただし、それには子どもが60まで数えられることが条件になります。数字を数えることと並行して、焦ることなく時計の読み方を教えていきましょう。

子どもが楽しく覚えていける教え方のコツ

子どもが楽しく覚えていける教え方のコツ

子どもに時計の読み方を教えていくうえで、理解を進めやすくするコツについてまとめます。

生活の中で時計を意識させる

日常生活を送りながら適度なタイミングで時計を意識させていきましょう。7時になったら起きる、7時30分になったら朝ごはんを食べるなど、普段の行動の中で時計を見る習慣をつけるようにします。

時々時間を聞いてみる

長針が12に来たときに「今、何時?」と、子どもに聞いてみましょう。ちょうどの時間が答えられるようになったら○時30分、その次には○時15分……といったように、答える時間を難しくしていきます。
あまりしつこく聞きすぎると子どもも疲れてしまうので、無理せず適度なタイミングで声をかけるようにしましょう。

楽しいことと時間を結び付ける

「○時になったら遊びに行こう」「○時30分になったらおやつにしよう」など、子どもが楽しみにしていることと時間を結び付けるのもおすすめです。楽しい感情と時間が結び付き、覚えやすくなるでしょう。

アナログ時計を使う

最後に、デジタル時計についても触れておきます。デジタル時計は現在の時刻を数字で表すためわかりやすい一方で、時間の感覚を身につけていくには利用しにくいところがあります。
時間の感覚や数の概念を身につけるうえでは、アナログ時計でその読み方を覚えていくことをおすすめします。

学研教室では算数の授業でわかりやすく数の概念や時計の読み方を学習していきます。お子さまの算数学習なら、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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