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2023年8月14日

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漢字の練習どうしている? 効率的に漢字を覚える方法とは

文章を読んだり書いたりするうえで、必要になるのが漢字です。しかし、「子どもがなかなか漢字を覚えられない」「漢字の練習を嫌がる」といった悩みを抱える保護者も多いものです。効率的に漢字を覚えていくにはどうしたらよいのでしょうか。

漢字練習の基本的な流れ 読んで意味を理解し形を覚える

漢字練習の基本的な流れ 読んで意味を理解し形を覚える

漢字の練習というと、ドリルでくり返し書き取りすることをイメージする保護者は多いでしょう。しかし、書き取り練習が単なる作業になってしまい、実は頭に入っていなかったということもあるため注意が必要です。
まずは、漢字練習の基本的な流れをまとめておきましょう。

「読める」ようになることが大事

漢字を覚えるには、最初にその漢字の「読み」を覚えることが大切です。
「読み」には音読みと訓読みがあり、その両方を覚える必要があります。低学年では訓読みの方が覚えやすいかもしれません。たとえば、「海」の訓読みは「うみ」、音読みは「かい」となります。訓読みの「うみ」で海のイメージをつかみ、「海水」などの熟語を使って音読みを覚えていくとスムーズです。

漢字の意味を知る

漢字の読みが覚えられたら、次はその意味を理解します。漢字の意味を理解するには、部首に注目するとわかりやすくなります。
さきほど例にあげた「海」なら、「さんずい」は水に関わる部首だということがわかると漢字そのものの意味もイメージもしやすくなります。

お手本を見ながら書いてみる

漢字を読んでその意味がわかったら、実際にお手本を見ながら漢字を書いていきます。いきなり10回、20回と書かせると子どもは嫌になってしまうので、最初は2~3回で十分です。大切なのは、形を正しく認識できているかどうかということです。

お手本を見ないで書いてみる

お手本を見て漢字の形が理解できたら、次は何も見ないで1回書いてみます。このとき、子どもの頭の中では「漢字を思い出す」という作業が行われています。思い出すことで、記憶は脳の中に定着するといわれています。
「思い出す」ことが目的なので、正しく書けていればくり返し書く必要はありません。子どもがうまく思い出せない様子なら、再度お手本を見せてから「思い出しながら書く」という作業をさせてみましょう。

正しく書けているかどうかを確認する

子どもの書いた漢字が正しいかどうか、ここで一度チェックしておきましょう。漢字に慣れていない子どもは、「木」と「本」、「日」と「目」など、少しの違いを見落としていることもあります。大人の目で、丁寧に確認してあげることが大切です。

間違えていたら再度確認する

正しく書けていない箇所があったときは、子どもに間違えたところを説明してきちんと理解させましょう
すぐに書き直してもよいし、お手本を確認したい場合はもう一度お手本を見てから書いてもよいでしょう。最終的に何も見ずに書けるようになればOKです。

1週間程度空けて、もう一度書く

一度覚えたことも、時間が経つと忘れてしまうものです。漢字も同様で、1回覚えただけでは知識として定着しないこともあります。新しい漢字を習ったら、1週間程間を空けてもう一度書く練習をしてみましょう
忘れてしまった漢字があったら、再度「お手本を見ながら書く」「何も見ないで書く」という作業をくり返します。

効率的に漢字を覚えていくためにできる工夫とは

効率的に漢字を覚えていくためにできる工夫とは

机に向かって漢字を書いているだけではなかなか覚えられないこともあるでしょう。効率的に漢字を覚えていく工夫についてご紹介します。

部首に赤丸をつける

前述したように「さんずい」は水に関わるもの、「木へん」は木に関わるものなど、部首の意味を理解するのは漢字を覚えていくうえでとても役立ちます。
そこで、子どもが書いた漢字の部首に、赤丸をつけて部首に注目させてみてはいかがでしょうか。赤丸に限らずマーカーなどでもかまいません。
視覚に訴えて部首の印象を強め、漢字を覚えやすくしていきます。

漢和辞典を使う

漢和辞典は漢字に特化した辞典です。漢字の意味を説明する「漢字辞典」もよいのですが、漢字の成り立ちや構成するパーツについての説明、その漢字を使った熟語なども書いてある漢和辞典は、子どもの知的好奇心を刺激してくれるはずです。
漢字の意味だけではなく、漢字についてのさまざまな知識が得られることで、より漢字に親しむことができるでしょう。

声に出して書く

黙々と書くだけではなく、読み方を声に出すと聴覚も刺激され、より記憶に残りやすくなります。語呂合わせで漢字の形を覚えていくときにも、声に出すと覚えやすいといえます。

漢字を使った文章を書く

一つの漢字だけを覚えるのが難しいときは、その漢字を使った熟語や文章を書き出してみるのもおすすめです。
日記をつける中でその漢字を書いてもよいですし、辞書や教科書を見ながら例文を書き出してみてもよいでしょう。

漢字アプリやYouTube動画を活用する

最近は、楽しく漢字が学べる漢字アプリやYouTube動画も登場してきています。学校のテストは手書きということが多いため、最終的には書く練習も必要になりますが、漢字を覚えていくうえでは有効な方法といえるでしょう。

子どもが漢字を覚えていくために保護者ができること

子どもが漢字を覚えていくために保護者ができること

間違えたところを正確に教える

子どもの書いた漢字が正しいかどうかを確認することは大切です。子どもが漢字ドリルに取り組んでいると、それだけで安心してしまいがちですが、字の間違いに気づかず学習を進めていることもあるため、こまめに確認するとよいでしょう。

漢字の意味を一緒に調べる

漢字練習はどうしても単調になりがちで、子どもも飽きやすいものです。子どものモチベーションを保つ意味でも、ときには一緒に漢字の意味を調べてみてはいかがでしょうか。調べてみると、大人も知らなかったような漢字の成り立ちに驚くこともあるはずです。保護者が楽しんでいる姿を見ると、子どもも楽しく漢字の学習に取り組めるでしょう。

学びやすい漢字ドリルを選ぶ

漢字ドリルの購入を考えたときには、お手本が大きく見やすい、正しい書き順がわかりやすく書いてある、漢字にまつわるおもしろいコラムがあるといったものを選ぶとよいでしょう。

漢字は国語以外の教科学習はもちろん、これから子どもが生活していくうえでは、あらゆるシーンで文字が読めること、漢字が多用された文章を読むことが求められます。漢字の習得は避けて通ることはできません。苦手意識を持たせないよう、効率的に学ぶ工夫をしていけるとよいでしょう。

学研教室では、子どもが楽しく正確に漢字を覚えていける指導を行っています。漢字の苦手をなくしたいとお考えの際は、学研教室をご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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