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2023年8月20日

  • 小学生
  • 子育て
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小学生の門限は何時ごろがよい? 平均的な門限の時間と遅れたときの対応について

小学生になると、子ども同士で約束して遊びに行くことが当たり前になっていきます。防犯上の理由から門限を定めているご家庭も多いのではないでしょうか。小学生の平均的な門限の時間と、子どもが門限を守れなかったときの対応について、考えていきましょう。

小学生に門限を設ける理由と、平均的な門限の時刻

小学生に門限を設ける理由と、平均的な門限の時刻

門限の意味とは

門限とは、決められた時間までに家に帰ることを指します。子どもと「○時までに家に帰ってきてね」と、約束しているご家庭も多いことでしょう。門限を定める理由には、次のようなものがあります。

1) 子どもの安全面への配慮

子どもの帰りが遅いと犯罪や事故に巻き込まれる可能性が高まるため、保護者としては心配なものです。子どもが夜遅い時間に出歩くことや、危険な目に遭うことを防ぐために門限を定めます。

2) 生活リズムを整えるため

成長途中の子どもにとって、規則正しい生活を送ることはとても重要です。夕食の時間や就寝する時間を考えると、ある程度の時間までに帰宅する必要があるでしょう。決まった時間に食事や睡眠をとることは、子どもの健康のためにも重要なことといえます。

3) ルールを守ることを覚える

門限を守ることは、ルールや約束事を守ることにもつながります。ルールや約束を守ることは、子どもの責任感をはぐくむうえでも大切なことといえるでしょう。

子どもは遅い時間に外出してはいけない

各自治体で制定されている「青少年保護育成条例」では、一般的に18歳未満の子どもは1人で深夜に外出してはいけないと定められています。
午後11時以降に、子ども1人で歩いていると警察に補導されるのは、この条例に違反するからです。

小学生の門限は「午後5時~6時」ごろが一般的

多くの家庭では、外が暗くならないうちに帰宅することを決めているのではないでしょうか。暗くなるのが早い冬の時期なら午後5時~5時半ごろ、日の長い夏の時期なら午後6時ごろというご家庭が多いようです。

午後5時や6時にチャイムを鳴らしたり帰宅を促す放送を流したりする自治体もあり、チャイムや放送をきっかけに帰宅する子どももいます。
また、通っている小学校で午後5時には家に帰るなどと、指導されているところもあるようです。

門限の時刻を決めるときに気をつけておきたいポイントとは

門限の時刻を決めるときに気をつけておきたいポイントとは

では、門限はどのように決めたらよいのでしょうか。門限の時刻を決めるときのポイントを押さえておきましょう。

門限の意味を子どもに理解させる

頭ごなしに「○時になったら帰ってきなさい」と命令するだけだと、子どもは意味が理解できず約束を守れなかったり、かえって反発してしまったりするものです。
なぜその時間までに帰らなければならないのかを、子どもにきちんと理解させることが大切です。
遅くなると人通りが少なくなって危険なことがある、暗くなると事故に遭ったり道に迷ったりすることがあるなど、リスクを避けるために決まった時間までに帰る必要がある、ということをよく話して納得させることが大切です。

友達と門限の時刻が違うとき

門限は家庭によって異なるため、友達と門限の時刻が違うこともあるでしょう。自分の方が遅い時間まで遊べるのに友達が帰らなければならないときは、ひきとめたくなってしまうかもしれません。もちろん、その逆のパターンもあり得るでしょう。

できれば、保護者同士で連絡を取り合い、お互いの家の門限を確認しておくのがおすすめです。子どもには事前に「○○ちゃんのおうちの門限は○時だからひきとめないようにしようね」などと、話しておきます。
低学年のうちから門限を守る習慣をつけておくと、成長してからもきちんとルールを守れるようになるはずです。

ときには特別ルールを適用する

習い事で遅くなるときや遠くに遊びに行くときなどは、特別ルールを適用してもよいでしょう。何か事情があって遅くなったとき、門限までに帰らなければ、と焦って事故にでも遭ってしまっては大変です。
習い事が終わったら寄り道をしないで帰ってくる、門限に間に合わないときは保護者に連絡するなど、決めておくようにしましょう。

門限を守らなかったときの保護者の対応

門限を守らなかったときの保護者の対応

門限を決めていても、その時間に子どもが帰ってこないということもあるでしょう。どのような対応をしたらよいのかまとめていきます。

門限までに帰れなかった理由を聞く

子どもが門限を破ると、保護者は叱らなければならないと思いがちです。
ただ、子どもにも遅れた理由があるのかもしれません。まずは、なぜ時間に間に合わなかったのかをよく聞くようにしましょう
落とし物を交番に届けに行っていたなど、やむを得ない事情があったときは叱らない方がよいでしょう。

また、うっかりしていた、楽しくて帰りたくなかったなどの理由なら、もう一度、帰りが遅くなることの危険性についてよく話して聞かせましょう。

時間を守ることの大切さを話す

門限を破ったことに対して厳しく叱るのは、あまり効果があるとはいえません。子どもには「怖い」「嫌だ」という感情が強く残るだけで、時間を守る大切さに意識が向かない可能性があるからです。

時間を守ることの重要性、約束を守らないと困ることがある、待つ側の人が心配する、遅い時間になると怖い目に遭うかもしれないといったことをよく説明し、子ども自身に「時間に遅れるのはよくない」と、納得させることが大切です。

連絡方法などを確認する

子どもが携帯電話を持っている場合は、門限を過ぎたら保護者から連絡を入れましょう。単に時間が過ぎてしまっていた、遊ぶのが楽しくて気づかなかったということもあります。

また、自分で時刻に遅れたことに気づいたら、すぐ保護者に連絡することも伝えておきます。
携帯電話を持っていない場合は、友達の家の電話を貸してもらう、公衆電話の場所や使い方を教えておくなど、事前にどのような対処をしたらよいのか確認しておきましょう。

子どもが外出する前には、誰とどこに行くのか、何時までに帰るのか、遅れたときはどうするかなどを確認してから送り出すことも大切です。

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