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2023年8月27日

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長期の休み明け、子どもが「学校に行きたくない」と言ったらどうする? その理由と適切な対処方法とは

新学期の始まりや連休明けなどに、子どもが「学校へ行きたくない」と言うことがあります。休ませた方がよいのか、無理をしてでも行かせた方がよいのか、保護者も悩んでしまうものです。学校へ行きたくない理由とその対処法についてまとめます。

長い休みのあと、子どもが「学校へ行きたくない」と思うのはなぜ?

長い休みのあと、子どもが「学校へ行きたくない」と思うのはなぜ?

誰でも一度は学校や仕事に「行きたくない」と思ったことがあるのではないでしょうか。特に、夏休みや冬休みのような長い休みから日常生活に戻るのはなかなかハードルが高いものです。休み明けに子どもが学校へ行きたくないと感じる主な理由を見ていきましょう。

生活リズムが取り戻せていない

休み明けに子どもが学校へ行くのを嫌がる理由の一つに、生活リズムが取り戻せていないことが挙げられます。休みの間はのんびりと遅い時間に起きたり、夜遅くまでゲームをしたりして起きていたため、学校へ行くために早起きするのがつらくなっているのです。

人間関係に不安がある

1学期に友達とうまくコミュニケーションがとれなかったことや、先生に言われて嫌だったことなどを思い出し、人間関係に不安を感じているケースもあります。長い休みで顔を合わせずに済んでいた人たちと、再び会わなければならないことにストレスを感じているのです。

集団の中で過ごすことに疲れを感じている

学校では、集団行動を求められます。何かに取り組んでいても時間になったらやめなければならない、他の人に合わせてがまんしなければならないなど、集団生活がつらいと感じる子どももいます。
自分のペースで過ごしていた長期の休みから、窮屈な学校生活に戻ることに疲れを感じているのです。

休み中に学校生活が大変だったことに気づく

学校に行っている間は授業を受けたり、課題をこなしたり、新しいことに取り組んだりと夢中になってがんばっていた子どもも、長期休暇の中でそれが大変だったことに気づきます。朝からずっと学校で過ごしていたことを思い出し、またあの大変な中に戻らなければならないと思うと、気が重くなってしまうのです。

勉強に不安がある

1学期の勉強がよくわからないまま長期休みに入ってしまい、2学期になってさらに勉強が難しくなったらどうしようという不安を抱えていることもあります。
また、宿題が終わっていないことが、心に重くのしかかっているケースもあるでしょう。

「学校へ行きたくない」子どもが見せるサインを見逃さないこと

「学校へ行きたくない」子どもが見せるサインを見逃さないこと

子どもに次のような様子が見られたら、学校へ行きたくない気持ちを抱えている可能性があります。子どもが見せるサインについてまとめます。

頭やおなかが痛いと言う

「学校に行きたくない」ということを直接言葉にはせず、頭痛や腹痛を訴えることがあります。精神的なストレスが体の症状となって表れているのです。病院で診てもらっても、なかなか体調がよくならないときは注意が必要です。

なかなか眠れない・朝起きられない

寝つきが悪い、ちょっとした物音ですぐに目を覚ましてしまうなど、睡眠に問題が生じることもあります。
夜の睡眠が不十分なせいで、朝もなかなか起きられません。単なる寝坊と思って見過ごさないことが大切です。

イライラした様子を見せる

いつになく不機嫌な様子を見せる子どももいます。子どもの不機嫌な様子が続くと、保護者もイライラして子どもを叱ってしまうことがあるかもしれません。ただ、その背景に学校に通うことへのストレスが潜んでいることもあるので、落ち着いて接するようにしましょう。

元気がない

話しかけても生返事しかしない、ぼんやりして何もしようとしないときも要注意です。休み明けに提出する宿題ができているか、翌日の支度ができているかなどを問いかけても、一向に準備をする気配がなく、保護者は心配になってしまうでしょう。悩み事を抱えて、エネルギーが出てこない状態なのかもしれません。

ちょっとしたことで泣いてしまう

普段なら気にしないような些細なことで、すぐに泣いてしまう子どももいます。学校への不安が大きくなり、どうしたらよいかわからなくなっている状態です。幼児のように甘えてくることもあります。

生活リズムを整えたうえで、無理をさせないことが大切

生活リズムを整えたうえで、無理をさせないことが大切

子どもが学校へ行きたくない様子を見せたとき、保護者はどのように対処したらよいのでしょうか。

生活リズムを整える

朝早くに起きるのがつらいという理由だけなら、生活リズムを整えることで解決する場合もあります。
長期休みの期間中に夜更かしが続くと睡眠時間が短くなってしまい、朝早くに起きられなくなってしまうものです。休みの終わりが近づいてきたら、少しずつ普段の生活リズムに戻していくようにしましょう。
また、小学生には10~12時間の睡眠時間が必要といわれています。十分な睡眠時間がとれているか確認することも大切です。

学校を休ませる

どうしても学校に行けないようなら、その日は休ませてもかまいません。1日休んだからといって勉強が遅れるようなことはなく、あとから取り戻せばよいと考えましょう。ゆっくり休むと気持ちが落ち着き、翌日には登校できることもあります。

無理やり連れていかない

「子どもをひっぱってでも学校に連れていく」ということは、逆効果になるため避けましょう
苦しい思いをしているところに無理強いされると、子どもはますます学校が嫌になり、長期の不登校に発展する可能性が高まります。
保護者は子どもの元気が出てくるよう、サポートすることを心がけましょう。

学習サポートを考える

勉強に不安がある場合は、家庭での学習サポートを考えることも大切です。長い休みで習ったことを忘れている場合もあるでしょう。適切な学習サポートを行うことで、自信を持って学校へ行くことができるはずです。

休み明けは、大人でも仕事に行くのがおっくうになるものです。長い休みから学校生活へ戻る子どもの気持ちを想像し、無理をさせないことが大切です。

勉強の遅れが気になるときは、家庭でできる学習サポートを利用してはいかがでしょうか。子どものレベルに合わせて丁寧な学習指導を行っている、学研教室オンラインをぜひご活用ください。

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