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2023年9月11日

  • 子育て
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子どもの「自主性」を育てたい! 自主性の大切さと保護者がサポートできること

自分で問題を解決したり判断したりするためには、自主性を持って取り組むことが大切です。自主性は、学校生活の中でも社会に出てからも必要になる力です。子どもが自主性を持って物事に取り組んでいくために、保護者ができることをまとめました。

積極的に生きていくために身につけておきたい「自主性」とは

女の子が笑顔で挙手している画像

子どもに自主性を持って行動してほしいと願う保護者は多いことでしょう。まずは、自主性とは何か、そして、なぜ自主性が求められるのかについて考えていきましょう。

自主性が低いと困りごとが増える

自主性とは、自分でやりたいことを見つけてやるべきことを考え、その考えに沿って行動することをいいます。
自主性が低いと、保護者や先生のサポートがないと動けない、何事も自分で判断できない、周囲に流されてしまうといった状態に陥りやすくなります。自分に自信が持てないため常に不安感があり、自己肯定感も低くなってしまいがちです。

学校でも社会でも重要視されつつある自主性

近年、小学校でもアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)が取り入れられるようになり、自分の考えを深めたり広げたりすることや、自ら判断する場面が増えてきています。
また、グローバル社会の中で積極的に活動し、将来、活躍するためにも、自ら考えて行動していく姿勢が必要です。
社会に出てから急に自主性を求められても、すぐに対応するのは難しいでしょう。子どものうちから自主性をはぐくむことは、とても重要なことといえるのです。

自主性の高い子どもとは

自主性の高い子どもには、次のような特徴があります。
・自分で目標を立て、それに向かって努力できる
・コミュニケーション能力が高い
・常に自分の意見を持ち、周囲の意見に流されない

子どもの自主性を育てるコツは「自分で考えて行動する習慣」をつけさせること

女の子が教室の中で挙手をしている画像

子どもの自主性を育てるために、家庭ではどのように子どもに接すればよいのでしょうか。役立つコツをご紹介しましょう。

多少の失敗は気にせず見守る

保護者にとって、子どもの行動は危なっかしいと感じるものです。失敗しないようにしてあげたいという気持ちもわかりますが、あまり先回りし過ぎるのは考えものです。
常に保護者が先回りしてやり方や結論を教えていると、子どもは自分で考えたり判断したりすることをやめてしまう可能性があります。自主性を育てていくためには、多少の失敗は織り込み済みと考え、見守ることも必要です。

子どもの意見を最後まで聞く

子どもが自分の意見などを話してくれたとき、意見の相違などで、途中でつい口を挟みたくなることもあるでしょう。ただ、話を途中で遮るのはよくありません。子どもは保護者に否定されたと感じて、自分の考えを話さなくなってしまいます。
子どもの意見は最後まで聞き、まずは「意見を言えた」ということをほめてあげましょう。それから「それとは別に、こういう考え方もある」と、正しい方向に導いていくのがおすすめです。

遊びや旅行の計画を立てさせる

遊びや旅行の計画を立てるとき、計画の一部分だけでも子どもに考えさせてみるのもよいでしょう。
たとえば、イベントなら事前にマップや資料を入手してどの道順やコースで行くかを考えさせる、旅行なら電車の乗り継ぎを計画してもらうといったことを任せてみます。自分が行く遊びや旅行の計画を立てるために、真剣に、楽しみながら自主性をもって計画をしてくれるかもしれません。
慣れてくると「ここは自分で考える」と、自主的に取り組んでくれるようになるでしょう。

「Yes」「No」で答えられない質問をする

たとえば「今日図書館に行く?」と質問をすると、子どもは「行く」「行かない」のどちらかで答えを返してくるでしょう。でも「今日はどこに行く?」と、質問すると、子どもは図書館に行こうか、公園に行こうか、買い物に行こうか……など、いくつかの可能性や候補を考えて自分で判断するようになります。
「Yes」「No」で答えられない質問をするのも、自主性を育てるうえでは効果的な方法です。

子どものペースを尊重する

子どもにはそれぞれが持っているペースや成長のスピードがあります。保護者から見ると当たり前のことも、子どもにとっては負担になることもあるでしょう。自分が思っている以上の要求をされると、子どもは自分で考えることをあきらめて「保護者の言う通りにした方がよい」と思ってしまいます。自主性を育てるためには、子どものペースを尊重してじっくり見守ることも大切です。

子どものやりたいことを応援する

子どもがやりたいと思っていることは、積極的に応援しましょう。たとえば「勉強をしないでスポーツばかりしている」と保護者が感じても、そのスポーツを続けるために、行きたいと思う学校が見つかり、入学を目指して勉強するようになることもあるでしょう。
自主性を育てるのに大切なのは子どもの「やりたい」という積極的な気持ちです。その気持ちをぜひ応援してあげてください。

子どもの自主性をはぐくむために、保護者が気をつけることとは

母親が男の子に電卓で計算する方法を教えている画像

よかれと思ってしている行動が、子どもの自主性を奪ってしまうこともあるものです。保護者が気をつけておきたい行動についてまとめておきましょう。

レールを敷かないようにする

子どもをサポートするつもりがついつい行き過ぎて、保護者がレールを敷いてしまうというケースがあります。保護者がよいと思っている方向に子どもを誘導してしまっているのです。
保護者がよいと思うことと、子どもがやりたいと思うことは異なります。保護者の敷いたレールのうえを歩いているだけでは、子どもの自主性は育っていかないものです。物事を考えて判断するのは子ども自身だということを忘れないようにしましょう。

失敗を責めない

子どもが自主的に取り組んだことが失敗に終わることもあるでしょう。そのようなときに「だからやめておけばよかったのに」など、失敗を責めるような言い方はしない方がよいでしょう。
失敗をすることで、発見すること、学ぶことはたくさんあります。「失敗したけどがんばったね」「よくなかったところは改善してまたやってみよう」などの前向きな声かけをすることで、子どもも失敗は悪いことではない、と思うようになります。保護者の声かけをきっかけに、より自主性を持って行動することができるようになるはずです。

子どもが興味を失ったことにこだわらない

子どもが興味を失ったことにこだわり過ぎるのもよくありません。たとえば、以前は楽しんで取り組んでいた習い事に興味を失うことはよくあるものです。自主的に習い事に取り組んでもらいたいからと、「前は楽しんでいたじゃない」「自分からやりたいって言ったでしょ」などと言われても、やる気がなければ自主的に取り組むことはできないでしょう。
楽しい、おもしろい、やりがいがある、といった気持ちがないと、自主性を持って行動することは難しくなります。子どものうちは次々と興味がうつるものと考えて、子どもが「今」やりたいものを応援して、自主性をはぐくんでいきましょう。

学研教室ではお子さまの「楽しい」「もっと知りたい」という前向きな気持ちを大切に育てながら、学習指導を行っています。お子さまの自主性を育てる一助として、学研教室をぜひご利用ください。

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