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2023年11月13日

  • 幼児
  • 集中力
  • 発達
  • 遊び

知育におすすめの「積み木遊び」 その効果と年齢別選び方のポイント

子どものおもちゃとして長く愛され続けている積み木は、知育玩具としてさまざまな効果があるといわれています。積み木で遊ぶことによって得られる効果や選ぶときに注目するポイント、また、年齢別の遊び方などについてご紹介していきましょう。

積み木遊びによって得られるさまざまな効果

長方形や円形、アーチ形などの積み木の画像

シンプルな作りだからこそ、工夫次第でいろいろな遊び方ができる積み木。まずは、積み木遊びで得られるさまざまな効果について見ていきましょう。

手や指先が器用になる

積み木を倒れないように並べたり積み上げたりするには、手先の器用さが必要です。積み木で遊んでいると、手や指先の機能が発達していきます。積み木で遊ぶことが、やがて上手に折り紙を折る、ハサミを使う、鉛筆を持つといった手先を細やかに使う作業に必要な手指の巧緻性へとつながっていくのです。

集中力が鍛えられる

積み木で何かを作るときには、バランスをとりながら積み上げていく必要があります。途中で崩してしまわないよう慎重に作業をする中で、子どもの集中力が鍛えられていきます。夢中になって積み木で遊んでいるうちに、他の場面でも自然と集中力を発揮しながら、ものごとを進められるようになるでしょう。

空間認識能力が育つ

積み木遊びには、物の大きさ、高さ、奥行き、位置関係などを認識する空間認識能力を鍛える効果があるといわれています。
空間認識能力が高いと上手に絵を描ける、ボールをうまく扱える、地図が読めるなど、日常生活でも役立つことが多く、図形やグラフの読み取りなど学習面でも効果があります。

想像力・創造力がはぐくまれる

積み木で家を作るなど、子どもは単純な形の積み木を組み合わせて「別の意味を持ったもの」を作り出します。出来上がりをイメージしながら遊ぶ中で、子どもの想像力が養われていきます。何もないところから自分で考えて形にしていく作業は、子どもの発想力や創造性を高めてくれるでしょう。

算数の基礎に触れられる

積み木は算数の基礎に触れることのできる道具でもあります。たとえば、2個と2個を合わせると4個になる、5個から2個とると3個になるなど、遊びの中で足し算や引き算を経験することができるのです。
子どもが数の概念を理解していくには、数字だけでは難しいといわれています。自分の手で触り、目で確認しながら数の概念を理解していけるのも、積み木遊びのよいところといえるでしょう。

積み木を選ぶときの4つのポイント 素材・形・色・数

四角い木箱の中に三角錐や円錐、四角形などの積み木がぴったり収まっている画像

積み木を選ぶときには、大きく4つのポイントがあります。一つ一つ解説していきましょう。

積み木の素材

積み木といえば、木の素材を思い浮かべる方が多いでしょう。実際に、ブナやヒノキなどの丈夫な木材は、積み木の定番の素材です。
一方、けがをしにくく洗うこともできる布製、落としたときにフローリングに傷をつけないコルク製のものなどもあります。子どもの年齢に合わせて、適した素材を選ぶとよいでしょう。

積み木の形

三角や四角の形がスタンダードですが、中には多面体や動物の形をした積み木などもあります。
一般的には、3歳以下の子どもが遊ぶ場合や、積み木で大きな作品を作りたい場合は、直方体や立方体の積み木の方が遊びやすいといえます。

また、子どもがけがをしないよう角を面取りしてある積み木もあります。けがのリスクは減りますが、高く積み上げにくいといったデメリットもあるため、子どもの年齢や遊び方によって選ぶことが大切です。

積み木の色

積み木には色が塗られていないものと、色が塗られているものがあります。
乳児は色彩感覚が発達の途中であることから、赤・青・黄色などの原色で塗装された積み木に興味を示しやすい傾向があります。
年齢が上がっていくと、色にとらわれずさまざまなものを作るようになるため、逆に塗装されていない積み木の方が、想像力を発揮しやすいといえるでしょう。

年齢別の積み木の遊び方と選び方 五感を使った遊びから想像力を生かした遊びへ

子供が積み木を掴もうとしている画像

子どもの年齢によって、積み木の遊び方は変わっていきます。年齢ごとの積み木の遊び方や選び方をご紹介します。

0歳~1歳ごろ

積み木をつかんだり積み木同士をぶつけて音を出したりと、五感を使って遊ぶ時期です。布を使った柔らかい素材のものや、ガラガラのように音の出るもの、カラフルな積み木を用意するのがおすすめです。
口に入れてしまうことも多いため、お米の素材でできた積み木など、体に害のない素材かどうかを確認し、選択することも大切です。
また、誤飲しないよう1辺が4~5cm以上の大きめの積み木を選ぶとよいでしょう。

1歳~3歳ごろ

1歳~1歳半ごろになると積み木を並べたり、積み上げたりして遊ぶようになります。また、2歳~3歳ごろになると少しずつ自分でイメージしたものを作るようになっていきます。また、積み木を電話や車などに見立てるといった「ごっこ遊び」も見られるようになります。
積み木の数が少ないと物足りなくなってくる子どももいるので、希望に合わせて数を増やしていってもよいでしょう。

4歳以降

誤飲の危険が少なくなってくるので、3cm程度の小さいパーツを与えてもよい時期です。多くの積み木を使って、お城など大きなものを作れるようになっていきます。
また、積み木を使って数の概念を理解していく練習を始めるのもおすすめです。
子どもの希望を聞きながら、さまざまなパーツを用意してあげるとよいでしょう。

学研教室では、小学校入学前からお子さまの思考力を伸ばすさまざまなサポートを行っています。お子さまの健やかな成長の一助として、学研教室をぜひご活用ください。

参考資料
1) 「積み木遊びの効果とは?|知育玩具としての選び方やポイントを解説」ChaChaCha.
https://chachacha-toy.com/column/7483/
2) 「0歳〜小学生まで親子で考えて楽しむ工夫した『積み木』の遊び方」IROYA.
https://iroya.online/column0003/?p=63
3) 「【万能知育玩具】積み木遊びの効果とは?年齢別の遊び方・選び方」KIZAMUマガジン.
https://kizamu.com/archives/building-blocks/
4) 「積み木遊びが子どもを育てる! 効果や選び方のポイントは?」ベネッセ教育情報.
https://benesse.jp/kosodate/201608/20160805-1.html

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