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2023年11月29日

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小学生が優先すべきなのは予習? 復習? それぞれの重要性と効率的な学習方法とは

予習や復習は、学習の理解を深めるうえでとても大切なものです。ただ、予習と復習をどのくらい行ったらよいのか、目安がよくわからないという保護者もいるのではないでしょうか。予習・復習の重要性と効率的な学習の進め方についてご紹介します。

授業での理解が進みやすくなる「予習」、記憶の定着に効果的な「復習」

鉛筆とノート

予習をすると、次の授業でどのようなことを学習するのかがわかります。一方、復習をすると、授業で学んだことをしっかり記憶に定着させることができます。
まずは、予習・復習のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

予習

予習のメリット

予習をしておくと、学校の授業中の理解が進みやすくなります。また、ある程度内容がわかっているため、より興味を持って学習に取り組むことができるでしょう。
予習する習慣が身につくと、事前に自分がわからないところを調べるようになるなど、主体的に学習に取り組むことができるようになります。

予習のデメリット

事前に学習しているため、「わかっているから聞かなくてもよい」と、授業を軽視してしまう場合があります。授業がつまらないと感じてしまう子どももいるようです。
また、予習に時間や労力をかけることが、子どもの負担になる場合もあります。

復習

復習のメリット

授業で1回説明を聞いただけでは、どうしても内容を忘れてしまうものです。学校で習ったことを家に帰ってきてから復習することで、学習した内容は記憶に残りやすくなります
また、自宅ではマイペースに学習できるため、より理解が深まりやすいといえるでしょう。授業ではわかったつもりでいたところも、復習してみると正しく理解していなかったことに気づき、落ち着いて解き直すことができます。

復習のデメリット

復習そのものにデメリットはありませんが、自分から取り組む必要があるため、子どもにとって負担になる可能性はあるでしょう。
あまり長い時間勉強するのは避ける、保護者がサポートしながら取り組ませるといった工夫が必要です。

予習や復習を効果的に行うには? その具体的な取り組み方

女の子が授業を受けている画像

それでは、予習と復習の具体的な取り組み方について説明していきましょう。

予習の方法

教科書を読む

小学生の予習は、学習する内容に興味を持つことが一番重要です。細かいところまで理解する必要はなく、概要がつかめればOKです。そのため、基本的には、次の授業で学ぶところの教科書に目を通しておくだけでも十分といえるでしょう。

教科書を読んだだけではわからなかった部分を、授業で集中して聞くことができるよう、わからなかったところに付箋などを貼っておくのもおすすめです。

問題を解いてみる

子どもができそうなら、問題に取り組んでみてもよいでしょう。できたところをほめてあげると子どもの自信にもつながります。
ただ、問題が解けない場合は無理をすることはありません。「わからないところはこれから学べばよい」と話しておくと、「わからなかったところを理解しよう」と積極的に授業に参加する気持ちが生まれるでしょう。

復習の方法

間を空けて何度か復習する

学校で勉強してきたことをその日のうちに復習するのが基本ですが、翌日に2回目、1週間後に3回目など、間を空けて復習すると、より記憶に残りやすくなります。

読み返すだけではなく問題を解く

授業で習った内容を読み返すだけではなく、問題を解くことも大切です。問題を解くことで、理解したつもりになっていたところや間違いやすいところが見つかります。

学習したことを説明してもらう

授業で学習してきたことを子どもに説明してもらうのもよい方法です。人に説明するには、内容をきちんと理解している必要があります。うまく説明できなかったところを、子どもと一緒に見直してみると、より理解が深まるでしょう。

小学生は、復習を中心に家庭学習に取り組むのがおすすめ

男の子が鉛筆でノートに書きこんでいる画像

予習と復習の大切さはわかったものの、限られた時間の中で、どのような配分で予習と復習をしたらよいのか悩む保護者もいるでしょう。

小学生は復習を中心に

小学生の場合、予習よりも復習を中心に家庭学習を行うとよいといわれています。具体的には予習が3割、復習が7割程度と考えるとよいでしょう。
習い事で忙しく十分な時間がとれない、保護者が家庭学習をサポートできる時間が限られているといった場合は、復習だけでもかまいません。
まずは、授業で学んできたことを、しっかり記憶に定着させることが大切です。

保護者の見守りも大切

子どもが自宅で予習・復習をするときには、保護者がそばで見守っていると子どもも安心して取り組むことができます。また、わからないことがあったとき、保護者がそばにいれば、子どももすぐに質問することができるでしょう。
低学年の場合は、1日15分程度から、家庭学習に取り組む習慣をつけていくとよいでしょう。無理のない範囲でサポートしてあげてはいかがでしょうか。

通信教育やオンライン学習を利用する

学校の教科書は、自宅学習向けに作られていないことも多く、予習・復習がしづらいケースもあります。
そのようなときは、通信教育やオンライン学習を利用してみるのも一つの方法です。

保護者としては予習も復習もしっかりやってほしいと思うかもしれませんが、小学生の間は友達と遊んだり、体を動かしたりする時間をとることも必要です。まずは短時間から復習を中心に、家庭学習の習慣を身につけられるとよいでしょう。

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