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2024年7月9日

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やり抜く力(GRIT)の大切さ 子どもにやり抜く力をつけさせるサポートの方法もご紹介

近年、世界的にも注目されているのが「やり抜く力=GRIT(グリット)」です。子どもが学習や課題に取り組んでいるとき、誰もが「最後までがんばってやり抜いてほしい」と思うものです。子どものやり抜く力を育てるためにできることをご紹介します。

やり抜く力(GRIT)とは、情熱を持ってものごとに取り組む力

やり抜く力(GRIT)とは、情熱を持ってものごとに取り組む力

ものごとを成し遂げるには、やり抜く力が必要です。やり抜く力(GRIT)について説明します。

やり抜く力(GRIT)とは

海外の有名大学や大企業などで注目されるようになってきたやり抜く力「GRIT」。GRITは、大きな壁があってもあきらめずに取り組み続ける力です。スタート地点が同じでも、やり抜く力がないと途中で脱落してしまいますが、やり抜く力があれば目標を達成することができるものです。子どもが成長していく中で、身につけていきたい力と言えるでしょう。

GRITの4つの力

「GRIT」というのは、やり抜く力の4つの要素の頭文字をとったものです。一つ一つ説明していきましょう。
G : Guts 根性
Gutsは困難に立ち向かう強い心を指し、根性や度胸という意味合いがあります。Gutsがあれば、今まで取り組んだことがないものにも、果敢に挑戦していくことができるでしょう。
R : Resilience 回復する力
Resilienceはめげずに立ち直る力です。回復力、復元力という意味です。失敗したり挫折したりしても、あきらめずに「もう一度やってみよう」と思える力です。
I : Initiative 自発性
Initiativeは自分から能動的に取り組もうとする自発性です。誰かの指示ではなく、自ら目標を決め、自分の意思でものごとを進めていく積極性を指します。
T : Tenacity 執念
Tenacityは目標を見失わず、執念を持ち続ける力です。一度決めた目標に向かってがんばり続けることで、成果を上げることができるようになるでしょう。

やり抜く力が大切な理由

やり抜く力(GRIT)は、がまんをして何かを続けるということではなく、情熱を持ってものごとに取り組むという意味を含んでいます。自分なりに努力を続けて成果を上げられると充実感や達成感が得られ、より幸せな気持ちで人生を歩んでいけるでしょう。

やり抜く力(GRIT)持っていると得られるメリット

やり抜く力(GRIT)持っていると得られるメリット

やり抜く力(GRIT)を持っていると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

新しいことにどんどんチャレンジできる

何かをやり抜いて成功した経験があると、自分に自信がついていきます。自信があれば未知のことがらに直面しても「できそうな気がする」という前向きな気持ちを持つことができるでしょう。そのため、新しいことにも、どんどんチャレンジしていくことができます

コツコツ努力する力がつく

目標がしっかり定まっていると、そこへ向けて日々努力する必要性を理解することができます。それにより、周囲の誘惑などに惑わされず、毎日コツコツ努力をする力が身についていきます。また、努力を続けることで目標へ一歩一歩近づいていることが実感できるため、さらにがんばり続けようという気持ちになっていくのです。

失敗しても立ち直れる

何かものごとを達成しようとするときには、途中で失敗したりうまくいかなかったりすることもあるものです。失敗するとそこでめげてしまいがちですが、やり抜く力が育っていると失敗しても立ち直ることができ、あきらめずに挑戦し続けることができます。

人からの評価を気にせずがんばり続けられる

がんばり続けていろいろな経験を重ねると、自分の力がどのくらいあるのかがわかってくるものです。「自分にはできるはず」と思えるため、周囲から何か言われても動揺することがありません。人からの評価を気にせず、目標に向かって努力を続けられるのもやり抜く力の大きなメリットと言えます。

やり抜く力(GRIT)を育てるために、家庭でサポートできること

やり抜く力(GRIT)を育てるために、家庭でサポートできること

子どものやり抜く力(GRIT)を伸ばすため、家庭でサポートできることについてまとめます。

すぐ手を出さずに様子を見る

子どもが困っているときや、何か失敗してしまったときは、ついつい手助けをしてしまいたくなるものです。しかし、そういうときこそGRITを伸ばすチャンスです。身に危険が及ぶような状況ではない限り、少し様子を見て子ども自身で解決するのを待ちましょう。どうしても答えが見つけられないときは、少しずつヒントを出すなどのフォローを行います。

目標は「短期」と「長期」の両方を設定する

目標を設定する際、短期的な目標だけでは、同じことの繰り返しで何のためにがんばるのかがわからなくなってしまうことがあります。また、あまり遠い未来に目標を設定すると、子どものモチベーションはもたないでしょう。目標は「短期」と「長期」の両方を設定するのがおすすめです。
たとえば、中学受験を目指して学習に取り組む際には、まず「来週の試験で○点以上をとる」など、小さな目標を立てます。それと同時に「最終的に○○中学に入ること」を視野に入れ、長期的な目標とします。短期と長期の両方を意識することで、やり抜く力が身についていくでしょう。

子どものやる気を大切にする

GRITは子ども自身が自発的に取り組むことではぐくんでいける力です。そのため、「子どもに○○させたい」と、保護者の理想を押しつけるのは避けましょう。主体となるのはあくまで子どもです。子どもが興味を持てる分野に取り組むことで、自らがんばってやり遂げようという気持ちが育っていくものです。

結果だけではなく過程を褒める

検定試験に合格した、大会で受賞したなど、結果を残せたことを褒めるのは大切ですが、子どもの褒め方には注意が必要です。結果だけを褒めていると、結果が出せなかったときに、子どもが自信を失ってしまうことがあります。褒めるときには、「練習をがんばっていたね」「あきらめないのがすごいと思った」など、努力の過程を褒めるようにするとよいでしょう。

子どものやり抜く力(GRIT)は、成功体験の積み重ねで育っていく

子どものやり抜く力(GRIT)は、少しずつ身についていくものです。今は「すぐあきらめてしまう」「飽きっぽくて困る」と見えていても、成功体験を積み重ねることで育てていくことができます。家庭でのサポートを意識しながら、子どものGRITをはぐくんでいきましょう。

学習を進めるうえでも、やり抜く力(GRIT)は必要です。学研教室では、スモールステップでお子さまの成功体験を積み重ねる指導を行っています。お子さまの非認知能力アップをお考えの際は、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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