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2025年2月1日

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集団行動が苦手なのはなぜ? 子どもが集団の中でスムーズに行動できるようになるには

小学校に入学すると、集団で活動する機会が多くなります。ただ、なかには集団行動が苦手という子どももいます。集団行動は、今後成長していくうえでも、社会に出てからも必要になるものといえるでしょう。今回は、集団行動が苦手な理由とその対策についてまとめます。

引っ込み思案な子どもや自分のペースを守りたい子どもは集団行動が苦手な傾向にある

引っ込み思案な子どもや自分のペースを守りたい子どもは集団行動が苦手な傾向にある

集団行動が苦手な子どもには、どのような特徴があるのでしょうか。よく見られる行動を確認してみましょう。

自分から友達に話しかけられない

性格的に内向的で引っ込み思案な子どもは、なかなか自分から友達に話しかけることができません。今話しかけたら迷惑なのではないか、話しかけてもきちんと返事をしてくれないかもしれないなど、頭の中でいろいろ考えてしまい、コミュニケーションの第一歩を踏み出すことが難しいのです。

グループの中で孤立する

グループで協力しながら活動することが必要なとき、自分の役割をうまく見つけられないため適切な行動がとれず、孤立してしまうことがあります。何をしたらよいのかわからないうちに、周りの子どもたちはどんどん自分のするべきことをして状況が進んでしまうため、本人はポツンと取り残されてしまいます。

友達と協力し合えない

自分のペースでものごとを進めたい気持ちが強い子どもは、友達と協力し合うことが難しいところがあります。ペースを乱されるとイライラしたり、相手のペースに合わせられなかったりするのです。人と一緒に何かをするときは、お互いに譲り合うことも必要ですが、その加減がうまくできないため集団行動に苦手意識を持ってしまいます。

先生の指示に従えない

集団で行動をするときは、先生の指示をきちんと聞くことも大切です。しかし、集団行動が苦手な子どもは、先生の指示に従えないケースがあります。単に反抗的というわけではなく、先生の言うことがうまく理解できない、自分が取り組んでいる作業がキリのよいところで終わらないなどさまざまな理由があります。そうした場合、周囲からは「勝手なことをしている」という印象を持たれても、本人にはその自覚がないこともあります。

不安感や緊張感が強いと、集団行動を苦手に感じやすい

不安感や緊張感が強いと、集団行動を苦手に感じやすい

集団行動が苦手だと協調性がない印象を持たれがちですが、その理由をていねいに見ていくと、協調性だけの問題ではないこともあります。

不安感や緊張感がある

人の気持ちを考え過ぎたり、周囲からどのように思われているのかを気にし過ぎたりして、不安感や緊張感が高まる子どももいます。ちょっとしたことで「責められている」「嫌われている」などと感じて、集団の中でスムーズに行動することができなくなってしまいます。

コミュニケーション能力が不足している

コミュニケーション能力が不足していると、自分の考えていることをうまく相手に伝えられず、集団の中で浮いてしまうことがあります。また、ことばが足りないせいで相手に誤解され、トラブルが多くなると、集団の中で過ごすことにストレスを感じやすくなります。

自分に自信がない

「自分の言うことなんて聞いてもらえないだろう」「どうせ自分の考えは間違っているだろう」と考えて、集団の中で行動することができない子どももいます。自分に自信がないため、割り当てられた役割を重荷に感じてしまい、集団を避けたくなることもあります。自信がないと不安も強くなり、ますます行動しづらくなります。

会話するタイミングがつかめない

大勢の人がいる中で、適切なタイミングで発言をすることが難しいという子どももいます。会話に入るタイミングがつかめない、話の流れについていけないといった理由で、集団に苦手意識を持ってしまうのです。

感情をうまくコントロールできない

集団行動をする中では、感情をコントロールすることも必要になります。すぐに怒ったり泣いたりすると、周囲から「面倒くさい」と思われてしまいがちです。また、本人も一度感情を爆発させると、後悔したりあとから恥ずかしくなったりして、その後集団に入るのが怖くなってしまいます。

子どもが集団行動に慣れていくために、保護者がサポートできること

子どもが集団行動に慣れていくために、保護者がサポートできること

子どもが集団の中で上手に振る舞えるよう、保護者はどのようなサポートをすればよいのでしょうか。

否定的なことばは使わない

周りの人の気持ちに敏感な子どもは傷つきやすく、集団行動に不安を感じやすいといえます。子どもが安心して過ごせるよう、普段から否定的なことばは避けるよう心がけましょう。「こうしないとダメ」と言うより「こうしたらできるね」など、肯定的な声かけを意識します。

こまめに褒めて成功体験を積み重ねる

子どもが自分に自信を持つためには、成功体験を積み重ねることが大切です。いつもより早く宿題が終わった、玄関の靴をそろえたなど、当たり前に思うような日常の小さなことでも、こまめに褒めて子どもの自信につなげていきましょう。

集団行動の意味を説明する

子どもの発達段階によっては、集団行動の意味を十分に理解していないこともあります。特に低学年の間は全体を俯瞰して見るのが難しく、集団行動の大切さに気づけていないこともあります。先生の言うことをきちんと聞く、友達と協力するとものごとがうまく進むなど、集団行動の意味を説明することが必要な場合もあります。

少人数から集団に慣れる

大きな集団だと圧倒されてしまうこともあるため、まずは少人数の集団から慣れていくのも一つの方法です。
仲のよい友達を家に招いたり、家族で協力して部屋の片付けをしたりしながら、共同作業の経験を積んでみてはいかがでしょうか。習い事のグループレッスンや少人数制の学習教室などを利用してもよいでしょう。

成長とともに、集団行動が苦手ではなくなることもある

今は集団になじめていなくても、経験を積んでいくことで徐々に集団行動が苦手ではなくなることもあります。子どもの成長スピードはさまざまです。あまり焦らず、長い目で見守ることも大切です。

学研教室では、指導の中で、お子さまの自信を育みながら学習を行っています。お子さまの非認知能力を伸ばしたいときには、学研教室をぜひご活用ください。

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