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2025年4月24日

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今、注目の「ウェルビーイング」 教育におけるウェルビーイングの重要性を解説

近年ウェルビーイングという言葉をよく聞くようになりました。「良い状態が続くこと」という意味を持つウェルビーイングは、教育現場でも大いに注目されています。今回は、教育におけるウェルビーイングについて、わかりやすく解説していきます。

健康で豊かな人生を歩み続けることを意味する「ウェルビーイング」

健康で豊かな人生を歩み続けることを意味する「ウェルビーイング」

ウェルビーイングという言葉は聞いたことがあっても、正確な意味は少しわかりにくいという人もいるかもしれません。まずは、ウェルビーイングとはどのようなものなのかを説明していきましょう。

ウェルビーイングとは

ウェルビーイングは、健康で豊かな人生を歩み続けることを意味します。心身の健康や良質な人間関係、生きがいを持つことなど、幸せな気持ちで過ごせる状態が続くことをいいます。個人が良い状態を保ち続けるためには、その周囲が良い状態になっていることも大切です。心身ともに良好な状態が継続していること、自分を取り巻く周囲の環境が望ましい状態にあることが、ウェルビーイングの重要な要素といえます。

持続可能な社会づくりに必要なウェルビーイング

近年、人口減少や環境問題、グローバル化や急速な技術の進歩などの影響で、将来の予測が難しくなってきています。先行きが不透明な社会状況の中で、2023年に文部科学省は、持続可能な社会の作り手の育成を目指して「教育振興基本計画」を策定しました。その中で掲げられているのが、ウェルビーイングの向上です(※1)。また、2015年に国連で採択されたSDGsでは、「持続可能な開発目標」として個人やコミュニティの健康と幸福を守ることなどを提唱しています(※2)。さらに、OECD(経済協力開発機構)が行っている国際的な学力調査(PISA2015)の結果報告書でも、ウェルビーイングの重要性が指摘されています(※3)。ウェルビーイングは持続可能な社会づくりを目指し、日本だけではなく世界中で取り組みが始まっているものなのです。

(※1)「 第4期教育振興基本計画」文部科学省.
https://www.mext.go.jp/content/20230928-mxt_soseisk02-100000597_07.pdf
(※2)「SDGsってなんだろう?」日本ユニセフ.
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/
(※3)「PISA2015 年調査国際結果報告書」国立教育政策研究所.
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/pisa2015_20170419_report.pdf

子どもにとってのウェルビーイング

ウェルビーイングには、社会に貢献できる人材を育てるという側面と、子どもの心身の健康、活動意欲を促すという側面があります。ウェルビーイングが高い状態で過ごすことができれば、前向きな気持ちで学校での活動や学習などに取り組むことができるでしょう。ウェルビーイングによって子どもの自己肯定感やチャレンジ精神が育まれ、将来の生きやすさにもつながっていくのです。

教育の中にあるウェルビーイングの要素とは

教育の中にあるウェルビーイングの要素とは

教育におけるウェルビーイングには、どのような要素があるのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。

心身の健康を保つ

勉強や運動、習い事などさまざまな活動に取り組むうえで、基本となるのは子どもの心身の健康です。病気にならないことやけがをしないこと、精神的なストレスを抱え込まないことは、ウェルビーイングを高めるうえで必須といえます。

自己肯定感を持つ

心身の健康が保たれていると活動への意欲が湧いてきます。積極的に行動し、結果を出すことによって自分に自信が持てるようになるでしょう。自信がつくと、自分を価値のある存在として認められるようになり、自己肯定感が高まります。自己肯定感は、より充実した日々を送る大きな力となります。

良好な人間関係を築く

ウェルビーイングが高いと心に余裕ができ、他者へ対する配慮ができたり、思いやりの気持ちを持てたりしやすいことから、良好な人間関係を築けるようになります。良好な人間関係を築く力は、社会に出てからも大いに役立ちます。

社会とつながる

将来、社会に貢献できるような人材を育てていくうえで、教育の場では地域活動やボランティア活動への参加が推奨されます。学校以外での学びは、子どもの視野を広げるよい機会になるでしょう。社会と直接つながりを持つことで、子ども自身も社会の一員であることを感じられるようになります。

目標を見つけ達成する

教育に関わるさまざまな活動は、子どもの興味や才能を開花させるきっかけとなります。好きなことに没頭し自分の能力を発揮できると、より充実した日々を過ごすことができるようになるでしょう。活動を通して目標を見つけ、それを達成することがウェルビーイングの向上につながります。

子どものウェルビーイングを向上させるためにできること

子どものウェルビーイングを高めるには、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが大切です。ストレスへの対処法を教えたり、困ったときに相談できる体制を整えておいたりすることも必要といえるでしょう。
また、ICT機器やインターネット技術の進歩で、子どもの学び方は多様化してきています。最新技術を活用し、個別最適化された学びで子どもは力を大きく伸ばしていくでしょう。一方で、将来社会の中で生きていくことを見据え、いろいろな人と協力しながら学ぶことも大切です。
子どもが幸せな気持ちで充実した人生を歩むことができるよう、ウェルビーイングを意識しながら子どもをサポートしていけるとよいでしょう。

学研教室は、お子さま一人一人に合ったカリキュラムで着実に学力を伸ばし、自己肯定感を高めながらウェルビーイングを育んでいきます。お子さまの学習サポートをお考えの際は、学研教室をぜひご利用ください。

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