お役立ち情報

学研教室の豊富なノウハウを
コラムでお届けします。

記事詳細

2025年7月12日

  • 小学生
  • 子育て
  • 生活
  • 教育

「怒る」と「叱る」の違いを知りたい! 上手な叱り方を身につけるために

子育てをしていると、子どもを叱らなければならないこともあります。ただ、感情的になって怒り過ぎると、子どもが委縮したり保護者自身が自己嫌悪に陥ったりしてしまうこともあるでしょう。「怒る」と「叱る」の違いを知り、上手な叱り方を身につける方法をまとめます。

自分の感情をぶつけるのが「怒る」、子どもをよい方向に導くのが「叱る」

子供に訴えかけるような表情をする母親の画像

まずは、「怒る」と「叱る」の違いを確認しましょう。

怒るとは

子どもが言うことを聞かないときなどに腹が立ち、自分の感情をぶつけてしまうのが「怒る」ということです。子どもを導く余裕や意識がなく、ついカッとなって大声を出したり手が出てしまったりする状態です。

叱るとは

子どもが好ましくない言動をしたとき、間違いに気づかせて、よい方向に導くために注意やアドバイスをするのが「叱る」ということです。子どものことを考えて、改善するため冷静に話すことができている状態といえます。

怒ると叱るの違い

子どもが夜遅くまでゲームをしていてなかなか寝ようとしないときに、「早く寝なさい!」と怒鳴ってゲームを無理やり取り上げるのは怒っている状態といえるでしょう。「睡眠時間が足りないと朝起きるのがつらくなるから、早く寝た方がよい」と、論理的に話して納得させるのが叱るということです。前者が自分の感情を爆発させているのに対し、後者は落ち着いて相手に理解させることを目的にしています。

子どものために避けた方がよい叱り方とは

手で×を作っている画像

子どもの間違いを正すことは大切ですが、叱り方によっては効果がないうえに、子どもが傷ついてしまうこともあります。保護者が避けたい叱り方について見ていきましょう。

怒鳴る・暴力をふるう・脅す

大声を出して怒鳴るのは、大人が想像する以上に子どもに恐怖感を与えます。また、叩く・殴る・蹴るなどは、しつけではなく暴力です。子どもの将来にも影響するため、絶対にやめましょう。「言うことを聞かないなら、家から出て行ってもらうよ」などと脅すのもよくありません。恐怖による支配は効果がないだけではなく、子どもの成長に悪影響を与える可能性もあり、注意が必要です。

子どもの人間性を否定する

「ダメな子だね」「最低だ」など、子どもの人間性を否定するような言葉は使わないようにしましょう。人間性を否定されると、子どもは自分に自信をなくしてしまいます。「自分はダメなんだ」ということで頭がいっぱいになり、誤った行動を正そうという方に気持ちが向かなくなってしまいます。

他のきょうだいと比較する

「お姉ちゃんはちゃんとできるのにどうしてできないの」など、他のきょうだいと比較するのもよくありません。子どもは存在価値を否定されたような気持ちになり、他のきょうだいに比べて「自分は保護者に愛されていない」と感じてしまいます。また、嫉妬心からきょうだいの仲が悪くなる可能性もあります。

長々とお説教する

子どもを注意しているうちに、過去のことを思い出して「あのときもそうだった」と話が長くなってしまうことはないでしょうか。多くのことを指摘されると子どもは混乱してしまい、何を直したらよいのかわからなくなってしまいます。

子どもが理解しやすい叱り方のコツとは

人差し指を立てる画像と、手をつないでいる人のイラスト

子どもが理解しやすく納得しやすい叱り方には、どのような方法があるのでしょうか。叱り方のコツをご紹介します。

冷静に話をする

まずは保護者自身が冷静になることが大切です。怒りにまかせて大声を出したり早口でまくしたてたりすると、子どもは話の内容をうまく理解することができません。単に怒りをぶつけることのないよう自分の気持ちを落ち着かせ、静かにゆっくり話すことを心がけるとよいでしょう。

子どもの目を見て話す

叱るときには子どもの目をしっかり見て話すことが大切です。目を見て話をすると、子どもにも「大切な話をしているんだ」ということが伝わり、きちんと話を聞こうという気持ちになるものです。しっかり向き合うことで、保護者の言いたいことも伝わりやすくなります。

子どもの気持ちを受け止める

その場の状況だけを見て一方的に叱るのではなく、子どもの気持ちを受け止めることも大切です。何らかの事情や子どもなりの理由があることもあります。話を聞いてもらえると気持ちが落ち着き、保護者の話も受け入れられるようになります。

叱る理由をはっきりさせる

子どもを叱る際には、叱るポイントを絞ることが大切です。何がいけなかったのか理由をはっきりさせ、そこを直すと状況が改善されることをわかりやすく伝えます。短い時間で端的に伝えるのがポイントです。

叱ったあとにはフォローすることも忘れずに

冷静に叱ろうと思っていても、つい強い口調で言い過ぎてしまうことがあるかもしれません。そのようなときは、落ち着いてから「さっきは言い過ぎてごめんね」と子どもに謝ることも大切です。また、叱ったことで状況が改善されたときには、その都度褒めることも忘れないようにしましょう。
子どもは経験が少ないために失敗することも多く、成長の段階や子どもの性格によっては、根気よくくり返し伝える必要も出てきます。子どもに伝えたいことが正しく伝わるよう、上手な叱り方を身につけられるとよいでしょう。

子どもがなかなか学習に取り組まないためつい腹が立ってしまうというときには、家庭だけで抱え込まず、外部のサポートを利用してみてはいかがでしょうか。学研教室では、経験豊富な先生が、適切な指導でお子さまのやる気を引き出していきます。日々の学習習慣にお悩みの際は、学研教室をぜひご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

お電話でのお問い合わせ
月〜金 9:00〜17:00(祝・休日をのぞく)
お近くの学研教室事務局につながります

0120-114-154

キャンペーン情報

秋の無料体験学習 申込受付中!

秋の入学準備学習 申込受付中!

学研教室ぴったり度診断 LINEで無料診断してみる