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2025年7月18日

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小学生のうちから知っておきたい「慣用句」と「ことわざ」 効果的な覚え方と覚えるメリット

日常的に使われている慣用句やことわざには、おもしろい言い回しや多くの知恵などが詰まっており、小学生のうちから慣れ親しんでおくのはおすすめといえます。日常のなかでうまく取り入れることのできる覚え方や、覚えるメリットなどについてご紹介します。

よく似たイメージの慣用句とことわざ その違いとは

オペラグラスのレンズに?マークが描かれている画像

慣用句とことわざには、なんとなく似たような印象があるのではないでしょうか。似たような意味を持つ言葉もありますが、おおまかな違いもあります。まずは、それを確認しておきましょう。

慣用句とは

一般的に、言葉を組み合わせてできているのが慣用句です。「足が棒になる」「あごで使う」など、一つの言葉だけでは表現したいことの意味をなさないものの、二つを組み合わせると別の意味になるものです。体の一部分を使うことが多いのも、特徴の一つといえます。

ことわざとは

知恵や教訓、戒めなどを短い文で表しているのがことわざです。「頭隠して尻隠さず」「さるも木から落ちる」など、状況に応じて使うと「なるほど」と納得できるのが特徴といえるでしょう。語呂がよい・印象的なフレーズを使うなど、言葉の調子のよさが心地よいものです。

慣用句とことわざの違いを確認するには

慣用句は、その言葉単体で使うことはありません。たとえば、「舌を巻く」というときには「高度な技術に舌を巻いた」など、慣用句の前に説明の文章が入ります。一方、ことわざは、「失敗は成功の元」「案ずるより産むがやすし」など、単体でも意味が通じます。

日常会話や遊びのなかで覚えていくのがおすすめ

子供が勉強しているときに母親と目を合わせて微笑んでいる画像

表現を豊かにしてくれる慣用句やことわざを、効率よく覚えていくにはどうしたらよいのでしょうか。子どもにも取り組みやすい方法についてご紹介します。

大人が積極的に使う

日常会話のなかで大人が慣用句やことわざをよく使っていると、言い回しとして自然と覚えてしまうものです。たとえば、きょうだいでものの取り合いをしてけんかが起こってしまったときに「残り物には福があるって言うよね」などと言うと、言葉を知ることができるうえ、けんかが落ち着くこともあるでしょう。話の流れで意味もわかるようになり、少しずつ知っている言葉が増えていくはずです。

言葉の意味を調べる

話の流れでなんとなく意味がわかることもありますが、「一寸先は闇」の「一寸」などは、小学生にはあまりなじみのないものです。調べることで「一寸って昔の長さを測る単位のことで、今使っている単位だと3cmくらいなんだ!」と新鮮な驚きとともに、学ぶ楽しさを感じることもできます。語彙を増やす意味でも、言葉の意味を調べる習慣をつけるのはおすすめです。

かるたや学習マンガで覚える

いろはかるたなどを使って、遊びながら覚える方法もあります。言葉と絵が対応しているので意味がすぐにわかり、覚えやすいといえます。同様に、アニメのキャラクターなどが登場する学習マンガを活用してもよいでしょう。勉強として暗記するよりも、遊びで楽しみながら覚える方が子どもにとっても負担にならないはずです。

慣用句やことわざの一覧表を壁に貼る

慣用句やことわざの一覧表を、部屋の壁やトイレのドアなどに貼っておくのも効果があります。毎日目に入るので見ているうちに自然と覚えてしまいます。一覧表は、市販されているものやインターネット上にあるものなどを利用するとよいでしょう。

ことわざや慣用句を知ることで身につく力とは

ノートと鉛筆の画像

慣用句やことわざを知ることで、子どもにはどのような力が身につくのでしょうか。知識が増えることによるメリットについて見ていきましょう。

表現の幅が広がる

語彙力が身につき、表現の幅が広がるのは大きなメリットといえます。作文を書くとき、単に「静かだった」と書くよりも「水を打ったような静けさだった」と表現した方が、より臨場感が伝わります。日常会話でも、適切なタイミングで慣用句やことわざが使えると、会話が楽しくなるでしょう。

コミュニケーションがスムーズになる

表現力が豊かになると、自分の気持ちが相手に伝わりやすくなります。また、状況にぴったり合った慣用句やことわざを使うとユーモアが生まれて、場が盛り上がることもあるでしょう。コミュニケーションがスムーズになるのも、慣用句やことわざのよさといえます。

文化的・歴史的な背景を知ることができる

慣用句やことわざは、文化や歴史を知るよいきっかけになります。たとえば、「ローマは一日にして成らず」は、古代ローマ帝国が成立するにはさまざまな過程を経てきた歴史があり、そこから、成果を得るには時間や手間がかかることを意味します。ことわざを調べるなかで、文化的・歴史的な背景を理解することができるでしょう。

教訓から学んで行動できる

さまざまな教訓を知ることで、いざというときに適切な判断をしたり、問題を解決する際に役立てたりすることができます。欲張って多くのものを獲得しようとしたときに、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざを思い出して、慎重な判断をすることなどができるはずです。

少しずつ覚えて学習や日常生活に活かせるとよい

慣用句やことわざは古い言い回しをするものもあり、小学生には少し難しいと感じることがあるかもしれません。ただ、多くの教訓は日常生活を送るうえでも役立ち、風刺の効いた言葉は会話を楽しくさせる効果もあります。少しずつ覚えていきながら、学習や日常生活のなかで活かしていけるとよいでしょう。

学研教室では、国語の授業を通してさまざまな慣用句やことわざを学んでいきます。お子さまの語彙力や表現力の向上をお考えの際は、学研教室をぜひお選びください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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