お役立ち情報

学研教室の豊富なノウハウを
コラムでお届けします。

記事詳細

2025年4月27日

  • 小学生
  • 子育て
  • 教育

エドテック(EdTech)って何だろう? 今、注目されている理由とメリット・デメリットをご紹介

「エドテック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? エドテックは、教育と技術をかけ合わせたもので、近年教育現場で大きな注目を集めています。エドテックとは何か、また、注目されている背景やメリット・デメリットについてまとめます。

エドテック(EdTech)は「Education」と「Technology」を融合したことば

エドテック(EdTech)は「Education」と「Technology」を融合したことば

まずは、エドテックが教育現場でどのように取り入れられているのかについて説明しましょう。

エドテックとは

エドテック(EdTech)は「Education」と「Technology」が融合してできた造語です。教育の中にさまざまなテクノロジーを取り入れることで学び方を工夫し、教育の質を高めることを目標にしています。オンライン授業やデジタル教科書をはじめ、幅広い活用の仕方があります。

日本の教育を変えていくエドテック

日本は海外に比べて、教育現場へのデジタル技術の導入が遅れているといわれています。一方、グローバル化が進む中、国際競争力をつけていくうえでも、エドテックは教育に必須のものと認識されつつあります。子どもにとっても、ICT機器を使って効率的に学ぶことや、映像などを見ながら楽しく学べるのは望ましいことといえます。また、エドテックが発達すれば、何らかの事情で学校に通いづらい子どもに、学びの機会を用意することもできるでしょう。教員の働き方改革にも役立つため、結果的に子どもたちが良質な教育を受けられるようになります。このように、エドテックは、日本の教育を大きく変えていく可能性を秘めているのです。

エドテックで利用される技術やサービス

GIGAスクール構想で1人1台端末の配布が進められたこともあり、エドテックはさまざまな形で取り入れられるようになってきています。調べ学習で端末を活用したり、自宅でオンライン授業を受けたりすることもできます。また、AIを活用しながら一人一人の子どもに合ったペースで学習を進める、プログラミング学習などの教育用アプリを使う、VR技術を使って実験の疑似体験をするなど、いろいろな活用方法があります。

エドテックが注目されるようになってきた背景とは

エドテックが注目されるようになってきた背景とは

エドテックが注目される背景には、社会の変化や技術の進歩などが関わっています。一つ一つ見ていきましょう。

大きな転機は感染症の流行

2020年頃に新型コロナウイルスが流行した際、「教育を止めてはいけない」という世の中の動きがあり、デジタル教材やオンラインプラットフォームが積極的に活用されるようになりました。誰もが予想していなかった感染症の大流行が、エドテックに注目が集まる一つのきっかけとなったのです。

個別最適化の推進

日本の学校では、先生がたくさんの子どもたちに向かって一斉授業を行うスタイルが一般的でした。しかし、一斉授業には、子どもの内容理解の差に対応しきれないという問題点もありました。そんな中、ICT技術が大きく進展し、個別最適化された教育が可能になってきたのです。文部科学省も個別最適化を推進しており、技術の発展と合わせて、この流れはさらに進んでいくと予想されます。

世の中のグローバル化

これからの社会は、グローバルな視点を持って活動することが求められます。日本の子どもたちが世界で活躍できるようになるには、語学を身につけたり海外の文化を学んだりする必要があるでしょう。語学の習得や異文化を理解するうえで、エドテックのさまざまなツールは多いに役立ちます。

先生方の働き方の改善

学校の先生は非常に忙しく、教員のなり手が少なくなっていることが社会問題にもなっています。教育の質にも影響する先生の働き方は、子どもにとっても保護者にとっても大きな問題といえるでしょう。エドテックで業務が効率化されると、先生の仕事の負担も減ることになります。先生方の立場からも、エドテックは注目されているのです。

エドテックを導入することで考えられるメリットとデメリット

エドテックを導入することで考えられるメリットとデメリット

これからの教育を変えていく可能性のあるエドテックには、メリットとデメリットがあります。その内容について、確認しておきましょう。

エドテックのメリット

エドテックを活用したオンライン学習では、時間や場所を選ばず、いつでもどこでも学ぶことができます。遠隔地同士をつないで、日本中どこにいても質の高い教育を受けることが可能になります。子どもの生活環境によって、教育格差が生じるようなことも解消されていくでしょう。
また、一斉授業ではどうしても先生からの話が一方通行になりがちですが、オンラインプラットフォームを使えば気軽に質問することができるようになります。先生は一人一人の子どもの状況が把握しやすくなり、子どもも自分に合った指導が受けられるようになるでしょう。

エドテックのデメリット

エドテックを利用するには、安定したインターネット環境が必要です。環境によっては接続が途切れて、作業が中断してしまうこともあります。接続が途切れると子どもの集中力も低下してしまい、結果的に学習が進みにくくなるでしょう。また、対面授業に比べて子どものやる気に左右される面もあります。オンライン授業ではコミュニケーションが取りづらいこともあり、グループ学習などがうまく進まないこともあります。

対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド学習を利用するのもおすすめ

社会の流れとして、教育におけるテクノロジーの活用は今後さらに進んでいくと考えられます。メリットとデメリットをよく理解したうえで、効果的にエドテックを活用していけるとよいでしょう。

学研教室は、通常2回の通室、他の日はご自宅で宿題教材の学習を行いますが、「ハイブリッド学習」では、通室は週1回とし、通室しない教室日はご自宅でビデオ通話にてオンライン学習を行います。対面とオンライン両方を組み合わせたハイブリッド学習をお考えの際は、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

お電話でのお問い合わせ
月〜金 9:00〜17:00(祝・休日をのぞく)
お近くの学研教室事務局につながります

0120-114-154

キャンペーン情報

夏の無料体験学習 申込受付中!

夏の入学準備学習 申込受付中!

学研教室ぴったり度診断 LINEで無料診断してみる