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2025年7月1日

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夏休み明けの不登校 この時期に不登校になりやすい理由と適切な対応を解説

夏休み明けは、学校に行きづらくなる子どもが多くなるといわれています。そんな子どもの様子を見て、どうしたらよいか悩んでいる保護者もいることでしょう。そこで今回は、夏休み明けに不登校になりやすい理由と、不登校になったときの適切な対応について解説します。

夏休み明けに不登校が増える理由は、生活リズムの乱れやエネルギー切れなど

膝を抱えてうつむく子供とその傍らにランドセルが置いてある画像

子どもが学校に行けなくなる理由はさまざまです。夏休み明けに不登校になりやすいのはなぜなのか、その理由について見ていきましょう。

生活リズムが戻らない

決まった時間に学校へ行く必要がない夏休みは、夜更かしや朝寝坊をしてしまいがちです。そのような生活が夏休みの間ずっと続いていると、生活リズムが乱れてなかなか元に戻せなくなってしまいます。いざ、学校が始まっても朝起きられず、体調がすぐれないため学校へ行くのが難しくなってしまうのです。

エネルギーが切れている

勉強や行事を頑張ってきた1学期が終わり、緊張の糸が切れてしまう子どももいます。夏休み前の疲れがなかなか解消されず、新学期が始まっても活動するエネルギーが湧いてこないため、学校へ行けなくなることがあります。

再び学校へ通うことへの不安

夏休みに入ったことで、普段の生活に負担を感じていたことに改めて気づく子どももいます。「夏休みが明けたらまた勉強を頑張らなければならない」「友達とうまく接することができるか心配」など、再び学校へ通うことへの不安が強くなり、学校へ行きたくなくなるのです。

夏休みの宿題が終わっていない

夏休みの後半になっても宿題が終わっていないせいで、不安が高まるというケースもあります。宿題を仕上げられないまま学校へ行ったら先生に怒られるのではないか、友達に何か言われるのではないかと考えて、学校へ行きたくなくなってしまいます。完璧を求める性格の子どもは「宿題が不十分かもしれない」と、自分で自分を追い込んでしまい、学校へ行くのが怖くなることもあります。

学校へ行けないときは無理をせず、子どものエネルギーが回復するのを待つ

ミニチュアサイズの机といすの白黒写真

夏休み明けにスムーズに学校へ行くための工夫や、学校へ行けなくなってしまったときの対応についてまとめます。

夏休みの後半になったら早寝早起きを心がける

夏休みの後半になってきたら、少しずつ生活リズムを整えることを意識しましょう。夜更かしを続けたままでいるとどうしても朝起きるのがつらくなってしまいます。体調不良から不登校にならないよう、早寝早起きを心がけることが大切です。

学校に行けないときは無理をさせない

子どもが学校に行けないときは、心身のエネルギーが低下しているときです。エネルギー不足の状態で学校へ行くことを無理強いされると、子どもは強いストレスを感じて、ますます動けなくなってしまいます。学校へ行くことよりも子どもの心身の健康が一番と考え、まずは子どものエネルギーが回復するのを待つのが重要です。

原因探しにこだわらない

子どもが不登校になると、保護者は「原因を探してそれを解決すれば、行けるようになるのでは」と考えがちです。ただ、子ども自身も「どうして行けないのかわからない」ということも多いものです。原因探しよりも、子どもが苦しまなくて済む環境を整えることに意識を向けるとよいでしょう。

学校への復帰は子どもの気持ちを優先する

学校へ行かないと勉強が遅れる・休みが長引くとさらに行きづらくなる・このままひきこもりになってしまうのでは……など、さまざまな心配が生じます。ただ、焦って学校復帰をすると、子どもの気力や体力が追いつかず、かえって状況が悪くなることもあります。学校復帰は子ども自身が「もう大丈夫」と思えるまで待つことが大切です。

子どもが不登校になったとき、家庭でできること

家のイラストを手で受け止めている画像

子どもが学校を嫌がったり行けなくなったりしたとき、家庭ではどのようなことを心がけたらよいのでしょうか。対応のポイントをまとめます。

「行きたくない」という気持ちを受け止める

子どもに「学校へ行きたくない」と言われると焦ってしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて子どもの気持ちを受け止めることが大切です。保護者が「行きたくないんだね」と気持ちを認めると、子どもはわかってもらえたと安心できます。その安心感が心身のエネルギーにつながっていくはずです。

安心して家庭で過ごせるよう配慮する

家庭では、できるだけ子どもが安心して過ごせるよう配慮することを心がけましょう。登校できないことを責めたり、他のきょうだいと比較したりすることは避け、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。

相談できるところを見つける

子どもが不登校になると、保護者も孤独を感じやすくなります。「学校に行けていないのは、自分の子どもだけなのではないか」と不安に思ってしまうからです。そのようなときは、子どもの悩みについて専門家に相談したり、保護者自身の不安な気持ちを話したりすることが大切です。自治体の相談機関・スクールカウンセラー・フリースクール・医療機関・不登校の親の会などでは、子どもに寄り添った知識やアドバイスをもらえたり、一緒に対応や解決策などを考えたりしてくれます。自分に合った相談機関をうまく活用するとよいでしょう。

不登校は誰にでも起こり得る 長い目で見守ることが大切

教育機会確保法という法律には「不登校は誰にでも起こり得る。問題行動と見てはいけない」と明記されています(※)。夏休み明けは不登校の子どもが増える時期ですが、あまり心配し過ぎることなく、少し長い目で子どもを見守っていけるとよいでしょう。
※「教育機会確保法」文部科学省.
https://www.mext.go.jp/content/20231018-mxt_syoto02-000021384_0010.pdf

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