お役立ち情報

学研教室の豊富なノウハウを
コラムでお届けします。

記事詳細

2025年7月5日

  • 小学生
  • 子育て
  • 生活
  • 教育

子どもが「自己主張」できないのはどうして? その理由と、適切な自己主張のために保護者ができること

小学校では、自分の考えを先生や友達に伝えなければならないことがあります。わが子がなかなか自分の意見を主張できないと、保護者は心配になってしまうでしょう。子どもが自分の意見をなかなか言えない理由と、上手に自己主張できるようになるためのヒントをお伝えします。

子どもが自己主張できない理由は「自信がない」「もともとの気質・性格」など

授業中に立って発言をする子供の画像

子どもがうまく自己主張できないのは、なぜなのでしょうか。考えられる理由について見ていきましょう。

自分の考えを否定され自信を失っている

子どもが自分の考えや感じたことを口にしたとき、「それは間違っている」などと否定され、自分に自信がなくなっていることがあります。また、まじめに話しているのに真剣に取り合ってもらえないことがあると、話しても聞いてもらえないと感じて自己主張することをあきらめてしまうケースもあります。

おとなしい・思いやりがある

もともとおとなしい性格の子どもは積極的に自分を表現しないため、自己主張をしようとしない傾向にあります。また、思いやりのある子どもは、相手の気持ちを優先的に考えて自分の意見を言わないようにしていることもあります。

周囲の反応に敏感

家族や友達の反応を、深読みしてしまう子どももいます。ちょっとした相手の言動に「怒っているのではないか」「自分が何か悪いことをしてしまったのではないか」と、敏感に反応してしまいます。トラブルが起きないよう、できるだけ自分の意見を言わないよう用心深く過ごしているのです。

置かれている環境のせいで自己主張ができなくなることも

勉強している子供の教材に指をさして教えている先生の画像

子どもが置かれている環境が原因で、うまく自己主張ができないこともあります。

一方的に指示されることが多い

きちんと自己主張ができる子どもは、家庭のなかで自分の意見を述べ、それが認められるという経験を重ねているものです。しかし、「○○しなさい」と一方的に指示されるばかりで自分の話を聞いてもらえないと、学校などでも自信を持って発言することができなくなってしまいます。

過保護にされている

子どものことが心配で、失敗しないよう保護者が先回りし過ぎるのもよくありません。何ごとも保護者が予測して手助けをしていると、子どもは自分で考えたり判断したりしなくなってしまいます。そもそも自分の考えを持っていないので、主張することができないのです。

同調圧力が強い雰囲気のなかにいる

日本の社会は、相手に負担をかけないことをよしとする雰囲気があります。無用な対立が避けられるのはよいところですが、行き過ぎるとそれが同調圧力につながることもあります。無言の圧力でものが言いにくい環境で過ごしていると、自分の意見を言うことが怖くなってしまいます。

子どもが自分の意見を言えるようになるために、保護者ができる関わり方

ご飯を食べる子供とそれを見守る母親の画像

子どもが上手に自己主張できるようになるためには、どうしたらよいのでしょうか。保護者にできる適切な関わり方をご紹介します。

子どもの話をよく聞く

日ごろから、子どもが「自分の考えを言ってもいいんだ」と、思えるような雰囲気を作ることを心がけましょう。そのためには、子どもの話をしっかり聞くことが大切です。子どもが話をしてきたときには、話を遮ったり聞き流したりせず、最後まできちんと聞くようにしましょう。

子どものよいところに目を向ける

普段子どもの様子を見ていると、どうしても子どもがうまくできないところに目がいってしまいがちです。ただ、だめなところやできないところばかり指摘されていると、子どもは徐々に自信をなくし、自分を表現することができなくなってしまいます。できるだけ子どものよいところに目を向け、自信を持って自分の意見を伝えられるような関わり方ができるとよいでしょう。

考えていることを言葉にするよう促してみる

大人は子どもに対して、つい「○○してあげようか?」「○○が欲しいのね」と声をかけてしまいがちですが、これが自己主張の機会をさまたげる原因になることもあります。そのようなときは、「何に困っているの?」「何が欲しいのかな?」と声をかけて子ども自身に説明させる習慣をつけるのがおすすめです。考えていることを言葉にする練習を重ねることで、自分の気持ちを言葉で表す力が身についていきます。

選択することから始めて、自分の意見を持てるようにしていく

適切に自己主張ができるようになるには、自分の考えや意見を持てるようになることが必要です。意見を持てるようになるために、まずは「選ぶ」練習をしてみるとよいでしょう。「パンとごはんだとどっちがいい?」などの簡単な選択から始め、徐々に「この考え方とこの考え方ではどちらがよいか」といった、複雑な内容にしていきます。やがて、自分の考えに沿って正しく意見を言えるようになるでしょう。

トラブルに巻き込まれないためにも、適切なサポートが必要

うまく自己主張ができないと、流されるままにトラブルに巻き込まれる、困ったときに助けを求められないといった状況に陥ってしまう可能性があります。経験を重ねて少しずつ解決することもありますが、家庭でも自分の意見がしっかり言えるよう、うまくサポートしていけるとよいでしょう。

学研教室では、お子さまの素朴な疑問や考えを受け入れながら、自信を持って学習を進められるようサポートを行っています。学習教室をお考えの際は、お子さまの自主性や自己肯定感を育む学研教室をぜひお選びください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

お電話でのお問い合わせ
月〜金 9:00〜17:00(祝・休日をのぞく)
お近くの学研教室事務局につながります

0120-114-154

キャンペーン情報

秋の無料体験学習 申込受付中!

秋の入学準備学習 申込受付中!

学研教室ぴったり度診断 LINEで無料診断してみる